最近の児童書も負けていない「アクビちゃん ゆめであそびましょ!」
あまり古い本ばかりご紹介するのも、
センス古すぎ
と思われるのもしゃくなので、最近の本も紹介したいと思います。
アクビちゃんゆめであそびましょ! 作者: 福島直浩,吉田すずか,平松岳史 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2012/07/01 メディア: 単行本 |
まさかのアニメ原作の児童書登場です!
アニメを原作として書かれていますが、これがまたなかなか良いです。
Amazonでもレビューがついていませんので、埋もれた作品だと思います。
(だれかレビューをつけてあげて下さい)
決して良い子ではない、いたずらいっぱいのアクビちゃん。
お父さんのハクション大魔王が仕事(!?)に出かけてしまった宮殿の中で
次から次へと、めちゃくちゃをやらかします。
やらかすたびに、エスカレートしていくアクビちゃん。
最後の
「おとたま~~~~~!!!」
の叫びは親ごころをくすぐられます。
(ぜひ読んでおたしかめください!!)
これも、絵本→小説の形をした児童書への境にある作品です。
本に慣れるための軽く読める一冊には最適です。
絵も昔よりも今風になっていて、とても可愛らしいので、お子さんも手に取りやすいと思います。
セクシーな家庭教師の先生が、アクビちゃんのおしりをつまむ所が可愛いです。
字面でぎょっとしないで下さい。手に取ってお確かめください。
たいへん可愛いです。
この本は、アクビちゃんが子供らしい子供で、「作られた子供」ではない点が良かったです。
妙に大人びていたり、妙にいい子だったり、量産されているアニメやラノベで見られるような幼女のテンプレにはまっていませんでした。
際限のない子供のわがままは、目的なくさまよい、ついに出口を見失います。
こどもの枠を外れた行動は、未知への挑戦でもあります。
好き放題した挙げ句、悪事の果てに迷い込んだ心のくらやみ。
そこに刺すのは、親の愛の光です。
(いや、においか?)
次回は、「はらぺこのえんそく」 をご紹介したいと思います。
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