「ウォーターシップダウンのうさぎたち」それはまさにうさプリ~新・うさぎの王子様!
絶対おすすめのベスト10に必ず入る本です。
ジャニーズも韓流もテニプリの王子様たちも顔負けの、
スーパーイケメンうさぎたちによる、ロードムービー風アドベンチャーストーリーです。
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(上) 作者: リチャードアダムズ,Richard Adams,神宮輝夫 出版社/メーカー: 評論社 発売日: 2006/09/01 メディア: 単行本 |
ウォーターシップ・ダウンのウサギたち(下) 作者: リチャードアダムズ,Richard Adams,神宮輝夫 出版社/メーカー: 評論社 発売日: 2006/09/01 メディア: 単行本 |
非常に読みごたえがあるので、 大人の方にも自信を持ってお勧めできます。
硬派なストーリーの中に、男の世界を展開します。
この本は、「序盤を我慢しなければならない」作品です。
中学生~高校生向きですが、読ませるのには苦労するかもしれません。
字も細かく内容もハード、文章もかたいです。
上下巻とありますが、我慢するのは上巻の半分ぐらいまででしょうか。
最も盛り上がるのは、下巻の直前あたりから。
怒涛の面白さと息をつかせぬ展開は、丁寧に描かれた序盤あってこそのもの。
お子さんにすすめる前に、親御さんがまず読んでみてはいかがでしょう。
久しぶりに本を読んだ!
それも、最高の・上質の・エンターテイメントを読んだ!
という気分になれることでしょう。
これもまた有名な児童書 「さすらいのジェニー」の中に、この本が出てきます。
このさすらいのジェニーもとても面白く、猫好きには絶対にはずせない1冊です。
涙あり笑いあり恋あり、猫になってるにしろ、妙にリアルな…特に恋愛がリアルな…本です。
主人公の少年が、この本さえあれば、と心のよりどころにして大切にしている作品が「ウォーターシップダウンのうさぎたち」です。
読めば納得!
誰にとってもそうなりえます。
とにかく、うさぎたちがあまりにもイケメンです。
ビグウィグ派かヘイズル派かで意見が別れる所だと思われます。
(ちなみに私はビグウィグ派です。メチャクチャかっこいいです!)
繁栄したうさぎ村の中にあぶれた若いうさぎたち。
主人公のヘイズルは、シャーマン属性の弟のファイバーの予言により、仲間たちを引き連れて新たな村をつくる場所を求めて旅に出ます。
ヘイズルはその卓越したリーダーシップにより、体の小さい弟ファイバーは予知能力により、仲間たちを導きます。
短気で直情的なビグウィグは戦士属性です。体も大きく、力も強いビグウィグは、従来の力関係からいけば、リーダーとなりたがるライバル枠となる所でしょう。
が、彼はヘイズルを認め、彼の指示に従います。
そんなビグウィグの選択と存在が、ヘイズルを集団の中で守ります。
さらにヘイズルも、ビグウィグをはじめとする仲間たちの信頼に応えようとすることで、リーダーとしての責任感が育って行きます。
詩人属性のダンデライオンも良いですが、イチ推しは参謀属性のブラックベリです。
癒し系のピプキンが可愛いです。
ドラクエで言うなら遊び人属性のブルーベル、副官属性のホリーもカッコいいです。
ラスボスのウーンドウォート将軍は、跡部様並のかっこよさです。
(跡部様にかなう者がいるものかと思われた方は、ぜひ読んで確かめてみることをお勧めします。)
この作品は、向かう所敵なしとでも申しますか…
私がすすめた中で、「本当に面白かった」「間違いなかった」以外の声を一度も聞きません。
(頭脳派のブラックベリが割と人気が高かったです)
神秘的なエル・アライラーの伝説をはさむことで、うさ世界のうさ歴史の奥行きが出ています。
魅力的なイケメンうさぎたちが次々に息をのむ冒険を重ねます。
それはもう、薄い本をたくさん作ってもらっていいぐらいのイケメンぶりです。
本当に上巻を読み終わるまでに面白くなるのかどうか、待てない方々のためにざっくりと紹介すると…
旅を続けながら数々の危機を脱して、うさぎたちがついに村とすべき場所を見つける。
ここまでが上巻~下巻の序盤です。
そして、一旦村を定めた後に、これがまた衝撃展開なのですが、彼らは別の村から、サビニの女たちエピソードさながらのめす強奪作戦を企てます。
ここの展開に入ってはもう、やめられなくなること間違いありません。
さあ、あなたもうさプリ~新・うさぎの王子様!の世界へどうぞ。
一生ものの一冊になること請け合いです。
おまけ:原書で読むうさぎたちも、素晴らしいです。
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