今日の一冊「ふしぎなかぎばあさん」
今日、ご紹介するのは児童書です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
広一はかぎっ子。算数のテストが35点で大ショック。おまけに学校から帰ってきてかぎがないことに気がつきます。そこに……。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
鍵っ子が鍵をなくした!
家に入れない!
これは大変なことです。
そこに現れたあやしげなおばあさん。
広一くんはおもいっきり警戒します。
いや、それでいいんだよ、広一くん。
あなたは正しい。疑ってみないと。
しかし、じゃらじゃらとたくさんの鍵がついた鍵束を持ったおばあさんは、何と広一くんの家の鍵を開けてしまいます!
この本がいまだに売られていること、評価の高さもうなずけます。
この絵を見ただけで、あの読んだ時のドキドキ、怪しげなおばあさんの作ったポークソテーを思い出します。
ものすごく、おいしそうです。
大人になってみてはじめてわかる、児童書にこめられていた思いがあります。
広一くんは今ならば、学童さんに預けられているであろう、働いているお母さんを持つ子供です。
有名な「モモちゃん」シリーズは、あの時代にして、離婚やシングルマザーを扱っています。
これらの児童書は、そんな大人不在の子供たちの心の隙間に寄り添うものでした。
もちろんYoutubeやゲームも時代の流れ、逆らえませんけれども…。
このような児童書に触れることもやっぱりして欲しい。
そんな風に思います。
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