今日の一冊「鉢かつぎ姫」
今日、ご紹介するのは絵本です。
しかし、ご紹介する前に雑談を…。
せっかく図書館が開館したと思ったのですが、また閉館してしまいました。
コロナの影響なので仕方がありませんが、大変がっかりです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
大きな鉢をかぶせられたむすめは、父にもすてられ、さまよっているところを中将どのにすくわれた。…『御伽草子』に描かれた日本のシンデレラ物語。(「BOOK」データベースより)
わたしは、色んな子を連れて図書館によく行きます。
子供がお友達を連れてきた時にも、長いお休みの時には
「一緒に図書館に行くけど行かない?」
と誘って連れて行ってしまいます。
皆さん、割と首を横には振りません。
男子も女子も、けっこう素直についてきてくれます。
わたしが読みきかせボランティアをしていることも知っているので、違和感なく受け入れてくれます。
学校で「はちかづき姫」を読んだので、いくつか手に取りました。
「『はちかづき姫』は有名なお話だから、たくさんあるんだよ」
図書館でいくつか開いてみせると、
「どうしてこれを選んだの?」と聞かれました。
「書いたのが、あまんきみこさんて人だからだよ」
「へー!」
「あたしの ぼうしを かえしなさい!!」
わかるかなあ?
教科書に載っている、「名前をみてちょうだい」の作者さんです。
「わかったわかった!」
「あの話好き!」
「いいなと思った本は作者の名まえをおぼえとくといいよ。中身を見なくても借りちゃう」
こちらの教科書に載っている「名前を見てちょうだい」は、昔は一冊の本で「ミュウのいるいえ」のえっちゃんのお話の一篇でした。
この中の人魚のお話などもとても秀逸なので、復刊してほしいなあ、と思う本です。
もちろん、まったく時代を感じません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
さてところで、「はちかづきひめ」をもっと平安時代の服装や雰囲気を見せてあげたかったら、こちらの絵本かなあ、と思います。
御伽草子を意識していて、イラストがとても美しいです!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あの、懐かしの昭和の絵シリーズの鉢かつぎ姫も、趣があっていいものです。
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