~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「ぼくは王さま」~子どもは王さま

今日、ご紹介するのは、かなりしっかりしたページ数の多い、「本型の絵本」です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

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今日の一冊

 

ぼくは王さま

寺村 輝夫 (著), 和田 誠 (イラスト)

王さまはたまごやきが大好き。朝も昼も夜も、いつもたまごやきを食べます。ある日、王さまはとびきり大きなたまごやきを作るために「ぞうのたまご」をとってこいと命令を出しますが…。ロングセラー児童文学のリニューアル版。(「MARC」データベースより)

 

 言葉通り、絵のとおりに、ひげのはえ、冠をかぶった王さまのお話です。
とにかくこの王様、ハチャメチャわがままです。

 

こんなにわがままでいいものなのかというぐらいの駄々っ子です。

そんなひげのはえてえらそうな王さまの日常を描いています。

 

大人ならこの王様が、家の中にどっかり座って好きなものを食べ散らかし、わがまま放題、さっぱり言うことを聞かない、家の中の小さな「王さま」であることは容易に想像がつくはずです。

 

手軽な文庫でも出版されていますし、絵も和田誠さんのイメージをけっして崩すことなく、はちゃめちゃな王さまを素敵に表現してくれているので、本を置く場所が気になるかたは文庫もよいかと思われます。

 

でも、このハードカバー本は本当に「本、読んだ!!」という気持ちになるしっかりした装丁なので、ぜひお子さんに購入してあげて欲しいと思います。字も大きくとても読みやすいです。

 

ストーリー展開が実に面白いです!
ハチャメチャな王さまのわがままに、子供も「なんだこいつ?」と思います。
途中でやめられなくなること請け合いです。

あっ、もちろん大人が読んでもいいんです。
むしろ大人だと、大人なのにわがまま放題しながらもちょっと苦労したり気をもんだりしている王さまに、既視感を覚えるかもしれません。
自分の中の、子どもな王さまを、見るような...気が、するかもしれません。

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ぼくは王さま

寺村 輝夫 (著), 和歌山 静子 (イラスト)

 

whichbook.hatenablog.com

 

子どもの本だな【広告】

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