~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「キツネ森さいばん」

今日、ご紹介するのは児童書です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

キツネ森さいばん

佐々木 利明 (著)
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今日はこの本にしよう~。
と思ってワクワクとネットで調べてみたら、残念!

絶版になってしまって、久しいようでした。

 

しかし大好きな本なのでご紹介します。
もし図書館…(涙)に行く機会が訪れたら、借りてみてあげてください。

 

おとなにも面白いです。

 

年男と朝子の兄妹、雪の降る地方のお子さんで、方言も北陸です。
この風情を知るのがです。 

 

かた雪かんこ しみ雪しんこ
ぎんぎらざらめの 雪のはら 

 

あっ、宮沢賢治だ!
北陸地方のわらべ歌なのですね。
「雪わたり」(青空文庫)でもきつねが出ていたなあ。

 

年男くん、スキーが欲しくておかあさんをだまして(…といっても、子供らしいかわいらしい、罪のないうそなのですが…)スキー板をまんまと手に入れます。

年男の思い付きから、このスキーを手に入れるまでの一部始終を見守っていたのは、妹の朝子です。
慎重でしっかりした性格で、おとなしいですが芯の強い子です。
最初は口数少ないのですが、たいした子です!
この本、この朝子ちゃんの魅力によるところも大きいです。

 

スキーを手に入れた年男くん、意気揚々と(といっても、なかなかうまくすべれません が)すべりながら朝子とキツネ森のあたりを通りかかります。

すると、そこにきつねのごんすけ一族が次々に現れて、年男と朝子に話しかけ、さそいます。
こいつら、全員ごんすけという名前です。かわばたのごんすけ、まみ穴のごんすけ、といった調子です。
つまり、ごんすけとは名前でなく姓…?

 

彼らは、年男のついたうそのことをなぜか知っていて、糾弾し裁判をするために姿を現せたのでした...!

 

きつねの裁判官、きつねの検事、きつねの証人などに囲まれて、絶体絶命ピンチの年男くん。そこに朝子が弁護士となって立ち上がりお兄ちゃんのために弁舌をふるいます…。
はい論破ー!
というドヤ顔まで見えてきそうな…。

 

面白いです!

地味な装丁と序盤は地味な内容のようなのですが、どんどん話に引き込まれていきます。

可愛らしく裁判の仕組みを学べますし、小さい罪のないものといえど、うそはうそ。
子どもの良心に訴える部分もあります。

 

北陸の風俗がとても美しく懐かしく、日本は南北に長いですから、さまざまな景色を教えてくれることでしょう。

 

 

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