今日の一冊「むしばミュータンスのぼうけん」
今日、ご紹介するのは、かなりしっかりしたページ数の多い、「本型の絵本」です。
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今日の一冊
ムシ歯菌ミュータンスが、子どもたちにムシ歯をすすめる形式で、ムシ歯のこわさをおもしろく説く。
かこさとしさんの「からだの本」は10冊まで出ていてセット販売もされていますが、この「むしばミュータンスのぼうけん」 はその中でも白眉です。
何より、このむしば菌のミュータンスは、そこはかとなくかっこいいです!
スタイルも細マッチョですし、悪者といっても「げへへ…」という感じではなくて、「やあこどもたち!もっとお菓子を食べて歯みがきしないでいてくれたまえ!」
…スマートです。
さらに、かこさとしさんがちりばめるお菓子の絵がなんとも、本当に美味しそうです!!
たまりません!
そこがおいしそうであればあるほど、よごれがたまり、「さん」によって歯がとけていく詳細な時系列の絵は怖いです。
(Amazonに紹介用ページが乗っていました)
かこさとしさんの本、これだけ長いこと愛されてきているのは、この絵の魅力と、ユーモアのあふれる文章の魅力とが合わさってのことだと思います。
アンパンマンと並ぶ、子どもたちの定番です。
ちなみに、ボロボロになった歯のことを、ミュータンスは「すごく りっぱな むしば」と呼んで賞賛しています。
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ニワトリにはないのに、なぜ人間にはおへそがあるのか? 人間と他の生物とのちがいを説く。
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