今日の一冊「小さい魔女」
今日、ご紹介するのは児童書です。
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今日の一冊
森の奥でカラスと暮らす半人前の“小さい魔女”の夢は、魔女のお祭り“ワルプルギスの夜”に招待されること。ある年、こっそりお祭りに参加した“小さい魔女”は“大きい魔女”達から大目玉を食らい、1年で7,892個の魔法を覚えて“良い魔女”になる宿題が出されてしまう。そしてもし出来なければ、恐ろしい罰が待っている。果たして“小さい魔女”は無事に“良い魔女”になれるのか・・・。
私が一番好きな作家さんです。
オトフリート・プロイスラ―。
「大どろぼうホッツェンプロッツ」「クラバート」などなど、並みいる名作をおいて、「小さい魔女」を最初にご紹介します!
というのも、過ぎてしまいましたが4月の30日はワルプルギスの夜だったということで、この小さい魔女は何よりもこのワルプルギスの夜を楽しみにしていました。(サクサクと紹介に入ります☆)
しかし、まだ未熟だということで来るのを禁じられていたのに、こっそりと入り込んでしまい、楽しんでいる所を…。
先輩の魔女たちにつかまってしまいます!
この先輩の魔女たちが、実に実に実に、いやらしく、ねちっこく、意地悪で、とにかく最低です!!
一念発起した小さい魔女は復讐するために、魔法の腕をみがくことになるのですが…。
この意地悪魔女たちは、いかにも学校にいそうな感じがします。
ホッツェンプロッツのような悪漢は迫力がすごすぎますし、クラバートは神秘的な雰囲気ですが、このお話はするっと感情移入して入ることが出来ます。
また、一話完結方式ですので、どこから読んでもあまり影響がありません。
ぱらぱらとめくって、どこからでも読み始めてみる、そういう読み方ができる作品です。
(ホッツェンプロッツ、クラバートはやはり、物語を追わなければならないです)
割と子どもにとって敷居が低く、またとても面白いので、この「小さい魔女」ぜひぜひ、おすすめします!
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