~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

「読解力を付けるには読書」 では何の本を?という答えがわたしは欲しい

 

昨日、こちらのツイートが話題になっていて興味深く拝見しました。

 

 

「びっくりするほど子どもが本を読んでいない」
「おうちに本棚がない子が一定多数いる」
「読解力を付けるには読書」

 

学校の先生からも、塾の先生からも、読みボラのママさん仲間からも、頻繁に出てくる言葉です。
本当に危機感があるようですが、私も強く感じます。

 

塾の先生からは、マニュアルなのかな?と思うほどこの言葉を聞きます。

 

「学力を上げるにはまず本です。読解力がすべての基本ですから。お子さんは本はお好きですか?」

 

そこで、『では、何の本がおすすめですか?』 という所に答えが欲しいです。

 

どれを、という答えが欲しいです。

 

個人的に、そこにいきなり太宰は極端です。
ラノベはちょっと特殊で心もとない。
絵本は、絵本だけにとどまってはいけません。本へ導く意識が欲しいです。

 

子どもは本当に正直ですから、この程度か、と思うと鼻もひっかけないようなところがあります。
逆に難しすぎる、と感じると警戒と反発を呼びます。

こちらはそのために作ったリストでした。

 

おすすめ児童書リスト(note記事)

児童書の復権を(note記事)

 

「絵本から本へ」の間に、良質な児童書はたくさんあります。
ですが、どれも古いものばかりと言われてしまうと、う~ん、とちょっと言葉につまります。

 

 

 

先日、ある書店さんの直近の売上データを見る機会に恵まれたのですが、そこで驚いたのは、ここでよくご紹介しているような、まあ悪い言い方をすれば古っぽい、昭和時代の児童書が、売り上げベスト50に今だに食い込んでいることでした。

 

「ざんねんないきもの事典」「こども六法」が上位であるというニュースは私も見ましたが、そのあと、5位以下にあったデータに驚きました。

 

ミヒャエル・エンデの「モモ」でした。

 

そして五味太郎さん、中川李枝子さん、松谷みよ子さん、林明子さん、加古里子さんの本が次々と続きます。
(すべて昭和時代の黄金期の名作児童文学を書かれてきた方々です)

 

しかも直近ですので、これは1カ月以内の売り上げデータなのです。


絶対に売れ筋だと私が勝手に思っていた「おしりたんてい」「サバイバル」が思ったより入っていません。もっと上位かと思っていました。(銭天堂がかなり健闘しています!)

 

児童書は保守的…。
なんとなく自分が読んでいたものを与える傾向にある…。

と、どこかに書いてあったのを呼んだ記憶があります。
(二、三年前のニュースだったかと思います)

 

しかし、それだけでは売れ続ける理由にはならず、やはりこれは、昭和時代の児童文学がいかにすぐれていたかの証拠でもあるでしょう。

 

 

その中でも、絵本→本のとりかかりとなる、「本型の児童書」として大健闘している

「モモ」

「エルマーのぼうけん」

はれときどきぶた

これらはやはり、すごいです。 

 

しかし、「モモ」がこれほどの上位に食い込んでいるのはなんとも不可解です。

ちょっと…「エルマー」「はれときどき」に比べても明らかに難易度が違いすぎます。
これはどちらかといえば、大人が再読のために購入しているような気もします。

 

推薦図書も、次々に本屋の棚から消えていってしまう中で、地味なのですが最近発売された中でも置かれ続け、売られ続けている本はあります!

これからもご紹介していきたいです。

 


本当は、まとまった児童書を置くべき場所、置いて欲しい場所はたくさんあります。

 

まず塾です。

塾は本棚に自社テキストとちょろっとざんねんないきもの辞典だけ置くのじゃなくて、ひとつで良いので本棚を置いて児童書で埋めて欲しいです。
本屋さんが売りたい、読んで欲しい文庫も置いてもいいと思います。

塾と本屋さんがつながるのは面白そうな取り組みです。
ほかとの差別化を図るためにも良いと思います。

 

昨今人気の中高一貫校、意外かもしれませんが私立公立問わず、図書館が充実していません。
蔵書数が少ないです。参考書はゴマンとあります。
訪れて棚を見てみても、「見せ方」「アピール」は足りないというよりもなく、このあたりは最近新しい取り組みをされている本屋さんの腕の見せ所のような気がします。

 

※神奈川圏内での話です。
地方の方が保守的な部分を保っているだけ、すばらしい蔵書は残っているように思いました。(個人的な感想です。統計を取ったわけではないです)

もし地方が教育をアピールポイントにするならば、このような点は非常な強みです。

 

学童さん。
どこも圧倒的に本が足りません。下手をすると、各ご家庭からのおさがりの辞典だけ、なんてこともあります。

保護者から寄付を募ってもよいと思いますが、古本を扱っているボランティアさんもあります。

 

各地域の児童図書館
家に本がないママさんがたの手で、「古くて汚いから」という理由で次々に良書が捨てられていき、あとがすべて「ドラえもん」「コナン」の教育漫画に取り換えられてしまっている現場を数々見てきました。

 


無認可の保育園にも本が足りません。
小児科、耳鼻科、眼科!
病院に本を置くのは、個人病院の先生方の意識によるところも大きいでしょう。
書店さんは積極的に営業をかけてもいい時代なのではないかと思います。
スポーツクラブに本を置いてよくないということはないはずです。

 

児童相談所はどうでしょうか。各シェルターは?
一度訪れてみたいと思っています。

 

こどもの生きそうなたまりそうな場所すべてに種をまいておきたいし、置くべきだと思います。

 


そして、必ず出て来る「じゃあ何の本を?」

その答えが欲しいです。

 

わたしが出してきたこのリスト。

おすすめ児童書リスト(note記事)

 
今書きたい、書こうと思っておられる方々から、この私の出したリストに匹敵する、いや越えると胸を張って言える本がもっともっと、出てきて欲しいです。

 

  

whichbook.hatenablog.com

 

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児童書の復権を(note記事)

おすすめ児童書リスト(note記事)

 

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