今日、ご紹介するのは絵本です。
子どもがどうぶつの森をやっていた時、 アイテムを手に入れました。
こ...これは、
— 悠 (@mwagtail30) May 20, 2020
こどものともで読んだ
「しごとをとりかえたおやじさん」が使っていた
あこがれの
バター撹拌器!
#どうぶつの森 #あつ森 pic.twitter.com/QkCnGo4Qwh
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
いつもおかみさんのやりかたが気に入らないと、怒っているおやじさんがいました。ある日、あまりにも文句を言うおやじさんに、おやおかみさんが、お互いの仕事を取り替えようとします。
2011年に、「こどものともセレクション2011」が発売されました。
名作ぞろいの絵本です。
その中に、「しごとをとりかえたおやじさん」がセレクトされていました!
このお話、ノルウェーの昔話がもとになっているそうで、「仕事を取り替える」というのは昔話で割と見かけるモチーフです。
男は男!女は女!というのが保守的な伝統かというと、まったくそんなことはなく、割とおおらかだったことがうかがえます。
さらに、「仕事から帰ってきて、家の中のちらかり具合にダメ出しするだんなさんに切れる子育て中の奧さん」というのは、 今はやりのエッセイ漫画でも非常に非常に非常~~~~によく見かけます。
どうやら今も昔も変わらない光景のようです。
文句があるならてめぇでやってみろ
...という、この絵本のテーマ自体はそれほど珍しいものではないのですが、この絵本のは展開も面白いですがとにかく、絵がじつにユーモラスです!
まず、表紙からしておやじさんの顔がいかにもへんくつじじいです。
だんなさんが文句をつける奧さんの家事といえば、こうです。
すばらしい食卓です!!!
こんなお料理、食べてみたい!!!
さて、しごとをとりかえることになったおやじさん、上機嫌なのですが。
まずすることと言えば、バターです。
このバター、非常に重要で、「ごはんをつくるのにバターがなければ話にならない」ということになっています。
出たっ!!
これです!!
いや~。感慨深いです。
というわけで、この本の紹介はおしまいです。(おいおい)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
というのは冗談として...。
このバター撹拌機が、とにかくこのがんこもののおやじさんを悩ませます。
最初に、ちょいと酒でも飲みながらやろうと考えたのがあやまちのもとです。
ぶたさんにひっくり返され、クリームは流れだしてしまいます。
(かわいそうに、このぶたさん大変、可愛いのですが、怒り狂ったおやじさんに蹴られて死んでしまいます)
この本、32ページあるのですが、およそ21 に到るまで、ずっとおやじさんはバター撹拌機と格闘し、バター撹拌機にひどい目にあわされます。
というのも、ただバターをかき回せばいいというわけではないからです。
あらゆるマルチタスクがあり、リスクがあってそれらをすべて、おやじさんは自分の行動も含めてマネジメントせねばならないのです!
たとえば野放しになっているぶたさんとか、そこらじゅうをはい回っている赤ちゃんなどです。
あれほど喜んではじめたのに、バター撹拌機ひとつまともに扱えないおやじさん...。
いい気味だ!
と言いたいところなのですが、実際読んでいるとだんだんかわいそうになってきます。
自業自得なのですが...。
ぶたが死んだあたりから、どんどん哀れっぽい表情になっていき、困り果ててどうしようもない悲壮感がよく出ています。
最後はおかみさんも怒るどころかひたすらびっくりです。
実に面白い絵本なのですが、どうやら今は...?
e-honでは注文出来ないことになっていますし、Amazonで中古扱いになっています。
(絶版ではないみたいなのですが...)
しかし実に面白い本ですので、機会があれば再開した図書館ででも手に取って、ぜひ読んでいただければと思います。
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