今日の一冊「コッペパンはきつねいろ」
今日、ご紹介するのは児童書です。
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今日の一冊
高原の山小屋に住んでいるノンちゃんは、子ギツネのコンとしりあいになり、森の動物たちの<ダケカンバの祭り>にもぐりこみます。
「モモちゃん」シリーズを書いた、松谷みよ子さんの「幼児用の児童書」です。
こうして見ていると、昭和時代には実に数多くの「幼児用児童書」が作られていました。
モモちゃんシリーズも、もちろんそうですが、「ももいろのきりん」、「ぼくは王さま」、「ふらいぱんじいさん」のように…。
「おしいれのぼうけん」を幼保で読みきかせをよくしますが、このあたりの「物語への入り口」を皮切りとして、このようなすぐれた「本型の児童書」に少しずつ慣れていってもらう。
絵の方がずっと少なく、内容も多岐にわたっていて、①牧歌的でもあり、②冒険的でもある、③ことばが美しく、④ワクワクする非常にすぐれた「本」です。
幼児用絵本 → 幼児用児童書 → 児童書 → 本
すぐれた名作による導きがたくさん、張り巡らされています。
さて「コッペパンはきつねいろ」ノンちゃんとこぎつねコンの、たいへん可愛らしい友情のお話なのですが、コッペパンも美味しそうですが、はちみつをかけ、バターのとけかけた黄金色のホットケーキがあちこちに出てきます!(文字で)
そろそろホットケーキミックスも店に戻ってくる頃でしょうか?
昨日はまだ売り切れでした。
ふかふかの、湯気の立つおいしそうなホットケーキ…。
かわいいこぎつねコンと、勇敢でおてんばなノンちゃんとのワクワクするお話です。
地味につながりながらも、基本は一話完結方式ですので、お子さんは読みやすいはずです。
逆に本になれた小学生頃のお子さんにも、ふりかえりで読んでもらうととてもハマってくれます。
なにしろ、こぎつねのコンが可愛くて色が美味しそう(あっ…)なのです。
子どもの本だな【広告】
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