~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

本屋さんでおばあさまに話しかけられました(雑談)

とりあえずと言っていいのでしょうか。
緊急事態宣言が解除されました。
\(^o^)/
とは手放しで喜べないのですが…。

 

子供はいま、鬼滅の刃にハマっているので、「それほど売り切れと評判の20巻が置いてあるのかどうか見て見たい」と言います。
(うちは買ったので持っています)

 

本屋ウォッチのために、さっそく、あいている本屋さんに子供を連れて行ってみました。

 

子どもは鬼滅の刃をチェックした後は、女子のコミックスの棚に移動し、わたしは隣接した児童書の棚を見ていました。

 

すると、通りかかったおばあさまが、うちの子をじーーっと見ています。 
そして話しかけられていました。

 

「あなた、何年生?」

(!?)

「小学生高学年の女の子って、今どんな本を読むかしらね?教えてくれない?わたし、ぜんぜん、わからなくて...」

 

子どもは固まって答えられずにいましたので、おばあさまは「いいのよ、ごめんね」と言って去ろうとされてしまいました。

 

思わず、呼び止めてしまいました。

しかし、呼び止めてみたはいいものの、私も頭が回りません…。

 

「こ、こ…こんなのはいかがでしょうか?」

 

 

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ (角川つばさ文庫)

サンエックス (原著), 角田 貴志(ヨーロッパ企画) (著), 芳野 詩子 (著)

喫茶すみっコにいたすみっコたちは、ボロボロのとびだす絵本に吸いこまれ、たどり着いたのは物語の中!?そこで出会ったのは、ひとりぼっちの「ひよこ?」。

 

すみっコぐらしのノベライズです。

「すみっコぐらし!好きよ、あの子!持ってる!」 

いい感じです。
お孫さん、映画は見たようですがノベライズは持っていないようで、手に取ってくれました。

 

ノベライズならこちらもだ。

 

 

 

アナと雪の女王2 (小学館ジュニア文庫)

デイヴィッド ブレイズ (著), 代田 亜香子 (翻訳)

待望の映画『アナと雪の女王2』の完全ノベライズ!エルサの魔法の力にかくされた秘密とは----?ジュニア文庫だけのオリジナルシール&ミニポスターつき♪

 

「ああ、これも好きねーあの子!!」

ノベライズばかりではどうなんだろう!?
えーと、えーと…。

 

 

 

誕生日のおひろめドレス (王女さまのお手紙つき)

ポーラ・ハリソン (著), ajico (イラスト),

中島万璃 (イラスト), チーム151E☆ (その他)

 

これはいかにも最近の子が好きそうです!!(超偏見)

すると、うちの子が「それ、友達が何人も読んでるよ!」と言ってくれました。
ナイスです。
しかし、ちょっと年齢層が低めな気がする…。

 

ええい、売れ筋の銭天堂だっ!
これなら間違いはあるまい!

 

 

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂

廣嶋 玲子 (著)

ふしぎな駄菓子屋で売っているふしぎな駄菓子が持つパワーとは?女主人紅子が、きょうもお客さんの運命を駄菓子で翻弄する。

 

「ありがとう、見て見るわ」
買われたのかどうかは確認できませんでしたが、私として精いっぱいの、ものすごく今どきのチョイスをしたつもりです。

 

ああ、楽しかった…。

 

帰り際に子どもからきかれました。

「どうしてブログで紹介してるような本にしなかったの?」
「だめかな?」
「いや、みんな読んでるしすっごく面白いよ!!って言ってるのだから、いいと思うけど、ママはちがうのを選ぶかと思った」
「いや~、ははは…」

 

名作系がその時、ちょっと棚に見当たらなかったといいうのもあります。
せめて、つばさ文庫の名作シリーズがあれば…。

 

と思いながらも…。

こちらのブログでおすすめしているような本を、喜んで手に取って読んでくれるかどうか、というのはやはり、お子さんのキャラによるのです。

 

全員が全員、絶対喜んでくれるというわけではないんです。
地味そうだし、古っぽい感じです。

 

そこで、でも「普段から本が好きで、あれこれと手を出しているお子さん」はやっぱり、そこで「…?」と興味を持ってくれるんです。

 

今まで、手に取らなかったタイプの本だぞ、どんなものだろう…と。
そして、これは本当に面白い、私がおすすめするのは間違いない、と言ってくれます。

 

こういうお子さんが、読みきかせボランティアの原動力のすべてです。
何よりの励みです。

 

あの時の本、をいつまでも覚えていてくれて、あれが好きだった、面白かったと名前を上げて言ってくれるとき。
あのとき紹介してくれたおかげで本が好きになりました、と言ってくれるときです。
何よりも嬉しいことばです。

 

今回は本ずきなお子さんかどうか確認できませんでしたし…。

 

私がこのブログでおすすめする本というのは、

「今どきのお子さんが喜びそうな本10冊」に、「プラスαでこそっと一冊」

のバランスが一番よい本、なのでした。

 

お子さんが欲しいという本こそ、買ってあげて欲しいなと思います。

コミックスは20冊。
今どきの本を10冊。
そして、ここのブログでおすすめしているような本を1冊。

 

量は決して悪いことではありません!
読めば読むほど、物語の奥深さにどんどんハマっていきますし、そうすればするほど、少しずつ物足りなくなってくるものです。

 

もっと面白いものを、もっと…となった時に、「何度も繰り返して読める本」「かめばかむほど味が出る本」「いつまでも残る本」の差に気付いてくれはじめます。

 

とにかく活字を!
活字に慣れてもらいたいな、とやっぱり、結論はそこに戻ってきてしまいますが、子どもたちに文章のすばらしさをなんとかして、少しでも届けたいな…と、思います。

 

今日は本当に楽しかったです。
おばあさまに感謝です。

 

こういうことを、したいんだ…。と改めて思いました。
本屋をうろついていて、どの本がいいかしらね?と毎日、聞かれたいです。

 

 

 

 

whichbook.hatenablog.com

 

子どもの本だな【広告】

ぜったいたべないからね アラビアン・ナイト〈上〉 ちいさいモモちゃん ルウのおうち
あのころはフリードリヒがいた いないいないばあや ハンカチの上の花畑
ぐるんぱのようちえん かにむかし はれときどきぶた

 

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