今日の一冊「三びきのやぎのがらがらどん」「3びきのかわいいオオカミ」
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
橋の向こう側の山で、たくさん草を食べようと考えた3匹のヤギ。小さなヤギ、中ぐらいのヤギ、大きなヤギ、みんな名前は「がらがらどん」。橋をわたっている途中に谷に住むトロル(おに)にでくわしてしまいます。
有名で有名で有名な絵本なので、いまさらではあるのですが紹介してみます。
やっぱりこの本のものすごいのは、むちゃくちゃインパクトのあるトロルの顔です。
それに負けない、大きいやぎのがらがらどんの迫力!
あまりにも独特なので、見ただけで怖い!という子もいます。
水木しげるさんの妖怪にも通じる恐ろしさだと思います。
しかし、これは恐ろしいから良いのです!!
森のかたすみや、には得体の知れない何かが住んでいる。足をとられることがある。
子どもに危険を知らせ、気をつけることを学びます。
たまに怖すぎる!トラウマだ!という無茶ぶりなクレームをこうむることもあるので、読みきかせの時には緩和するために、優しいお話を組み合わせます。
それが、「3びきのかわいいオオカミ」です!
「3びきのこぶた」をすてきにひねった愉快なお話。あちこちで話題になり、幼稚園や小学校でもこどもたちが劇にして楽しんでいます。犯罪学者と人気画家のコンビニよる、極上の絵本です。
これがまた間逆の話で、オオカミさんたたちは食べちゃいたいほどかわいい、ほのぼのとした優しいオオカミです。
そして...ぶたがものすごい凶悪です。
まあ見て頂ければわかると思うのですが、「3びきのこぶた」をひねっているだけに、現代の武器を使いまくりです。
老婆心とは思うのですが、最近のお子さんはそもそも「3びきのこぶた」を知らないこともありますので、あくまで「3びきのこぶた」を知っていて、ちょっとひねりのきいた展開におもしろみを感じてくれる、高学年の子に向けて読んでいました。
ただどちらにも言えるのは
悪役の絵づらがとにかく、ものすごく凶悪
ということです(笑)
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