今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
読みボラのみなさんだれもが大好きな「ガンピーさんのふなあそび」
大型本も出ています。
ふんわりとした水彩基調の絵に、やさしい内容。
ガンピーさんという名前はしっかりと記憶に残りますが、内容(どのどうぶつが乗り込んだか)を忘れてしまうので、毎回新鮮です。
船をこぐガンピーさん。
それほど大きい感じでもない、普通のボートです。
その船に、ひたすら色々な動物たちが乗り込んでいきます。
こども、うさぎ、ねこ…。
ページをめくるたびに、何か新しい動物が現れます。
やさしい「てぶくろ」といった雰囲気でしょうか?
そんなに大きいイメージでもなかった船の許容範囲がどんどん、どんどん、広がっていきます。
動物が出るたびに、見開きの右側のページを1枚、そのどうぶつの絵に使うのですが、その絵がとても素敵です。
紙から浮き上がっているような存在感のあるどうぶつたち。
(ガンピーさんおよびほかの既に乗っている動物たちはうっすらしています)
今回、これを書くにあたって数えてみましたが、一番最初に乗り込んだ子ども「たち」というのは何人に数えるかは置いても、全部で9種類でした。
ガンピーさんは乗せるときに毎回、念を押します。
「~しないならね」
とびはねないならね、うさぎを追いかけないならね…などなどです。
しかし、9種類ぜんぶを乗せ終わってからそのうち…。
もちろん、全員がだめなことをはじめるので、船は派手にひっくり返ってしまいます!
読みきかせをきいているこどもたちは、だんだん不安な顔になっていきます。
ひっくり返った時には
あーやっぱりね
という感じで笑うなのですが、ちょっと「やっちゃだめ」と言われたことをやっちゃってひっくり返ってしまったので、若干、不安そうになる子もいます。
怒られるんじゃないのかな…?
もう乗せない!と言われるのでは?
しかしそこは、どこまでもおだやかで動じないガンピーさん。
落ち着いた調子で皆を陸に上げてつれていきます。
怒ったりなどまったくありません。
さいごのテーブルを囲んでのお茶がとてもほのぼのとしてすてきです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
てぶくろ (世界傑作絵本シリーズ) (日本語) 大型本 - 1965/11/1 エウゲーニー・M・ラチョフ (イラスト), うちだ りさこ (翻訳)
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