今日の一冊「すみっコぐらしストーリーズ」
今日、ご紹介するのは児童書です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
グループで連むのが苦手な女の子・スミカと好きな男子に告白できない内気な女の子・ミリ。とっても消極的なふたりの女の子が、あるときなぜだか「すみっコ」たちのいる世界へ・・・・・・。人見知りの“しろくま”、自分が誰なのか自信がない“ぺんぎん?”、食べ残されて凹んでいる“とんかつ”、そしてはずかしがりやの”ねこ”ら、これまたネガティブな「すみっコ」たちと交流する中で、元気と自信を取り戻していく。
すみっコぐらしノベライズの第一冊目。
すみっコぐらしの中でも特にお気に入りの一冊です。
かわいいだけでなく、文章の運びがとても美しく読んでいて気持ちが良いです。
せきちさとさん。
名前も覚えました。
すみっコぐらしノベライズの成功や、映画化の成功は、このノベライズ一作目の成功にあったように思います。
最近発売される児童書、なかなか、ぴんとくるものがなく、わたしが好きだった児童文学の流れはいったいどこに行ってしまったのか。
そんな風に思っていましたが、目がさめる思いがしました。
ここにあったんだ。
児童文学の心は、ここに息づいている。
そんな風に感じる一冊でした。
最近のキャラクターもの小説で言えば、アクビちゃんも良かったですし、すみっコぐらし、カービィあたりのノベライズは、出来がよくて面白く、元気で明るく子どもの心のままに自由であって、とても良い作品が多いです。
すでに映像になっている映画や漫画のノベライズと少し違っていて、ゲームやキャラクターなので、もともとのストーリーを持たない分、その創造性も作家さんにゆだねられます。
このような文庫版、カービィやすみっコぐらしの小説版を一つ、つばさ文庫を一冊読む方が、物語の世界に入る入り口となると思います。
喫茶すみっコにいたすみっコたちは、ボロボロのとびだす絵本に吸いこまれ、たどり着いたのは物語の中!?そこで出会ったのは、ひとりぼっちの「ひよこ?」。
そこから、読みやすく面白いライトのベル「だけ」に行ってしまうのか、小説の世界にも触れてもらえるものなのか…。
(しかし、ライトノベルも一大ジャンルとなった今、まったく侮れない質の高い もたくさんありますので、あなどれはしません)
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