~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀~」 にひっかけて「ツバメの谷」

閑話です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

すっかり秋めいて涼しくなってきました。
キャンプ日和です。

 

 夏にお店でツバメ号っぽい船を見つけて衝動的に買ってしまってから、どうにもツバメ号とアマゾン号な気分をずっと引きずっています。

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だんな「こんな本を買ってしまいました…」

本を買うと、私に申告しなければならないと思っているらしく、持ってきます。

 

「ヒロシのソロキャンプ」じゃないですか~!

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ヒロシのソロキャンプ-~自分で見つけるキャンプの流儀~
ヒロシ (著)

YouTuberとして再ブレイク! チャンネル登録者数80万人を超え、今なお増え続ける、ソロキャンパー芸人・ヒロシによる初のキャンプ本。愛用の道具紹介、実践術、動画撮影の極意など、ヒロシ流キャンプのこだわり・楽しみ方をたっぷり公開!

 

ヒロシのキャンプyoutubeはなんだかずいぶん有名になってしまって、テレビにもバンバン出るようになり、ついに番組まで作られるようになってしまいました。
まあ、そもそもが芸人さんなのでいいのですけど、そっと愛でていた時の方が良かったなんて思うこともありました。


しかしこの本、読んでみると面白いです。

 

カッコつけようとして失敗したり、少しでもカメラの撮り方を工夫しようとして奮闘している様子も書かれています。
ひとりで山の中でいるように見えても、角度を変えると車がごちゃごちゃたくさん並んでいたりするのには笑ってしまいました。
(「山の中に勝手に入るな」と書かれて、そう見せてんだよ!と舌打ちしたとか…)

 

どこぞの企業から送られてきた道具を使ってみたら、ヒロシが使ったと宣伝されていたと書いていたり…(捨てたそうです 笑)

 

かと思えばちゃっかりオリジナルTシャツは赤が余っているのでこの機会にぜひ買ってほしいと宣伝していたりします。

 

じゃあさて、キャンプ好きの旦那とこの面白さについて共有してみようか。

 

面白かったよね、と言ってみたら、
「面白かった?ぜんぜん読んでないんだけど」

 

私が1番読んで欲しかったのはおいしいキャンプ飯を食べたいなら高い肉を買えと書いていたところだったんですけどね…。

 

最後に書いた、協調性の圧をかけてくる「みんなで」と言う言葉に負のイメージしかなく、避けて避けてそソロキャンプを始めたはずなのに、またその個となったひとりひとりがなんとなく集まって群れをつくっている、その矛盾に葛藤しているあたりが面白いと思いました。

 

 

そして、我慢できずに、ツバメの谷を読み始めてしまいました。

 

ランサム・シリーズ第二段です。

 

あの楽しかった夏のキャンプは去年のこととなっています。
はじめて子どもだけの帆走とキャンプを許してもらえた夏、ブラケット姉妹との海賊ごっこ、戦争、フリント船長、宝物(トランク)…。

 

翌年に、子どもたちはまた楽しい夏が過ごせるものと、期待に胸を膨らませて汽車に乗っています。

 

この二冊目は、「ツバメの谷」は、帆走よりもキャンプや山登りの方がメインなので、まさに「がちキャン△2」といった感じです。
また、物語がサーガとしてぐっと広がる仕掛けがあり、また別の視点からキャンプの楽しさを描いていて、飽きるということがありません。

 

明日からは「ツバメの谷」にしよう。そうしよう。
ヒロシありがとう!
ランサムの世界に戻ってきました。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ツバメの谷(上)
アーサー・ランサム (著), 神宮 輝夫 (翻訳)

 

 

 

 

 

whichbook.hatenablog.com

 

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