「本好きは作るもの」読解力を身に付ける~珠玉の児童書~

「本好きは作るもの」~珠玉の児童書~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「とてもすてきなわたしの学校」

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

とてもすてきなわたしの学校
ドクター・スース (著), J・プレラツキー (著), レイン・スミス (著), 神宮 輝夫 (著)

学校のなまえはなんでもスクール。どこにでもある学校にみえる。ところが、それがちがっている。わたしたちはみんなこの学校がだいすき―。ゆかいな学校の先生たちのおはなしを韻文風に、ノンセンスに、そして楽しく語ります。

 

 

とてもお気に入りの一冊です。

 

読み聞かせとして、私が特に得意としているものです。
これはやりすぎはあまりよくないことなのですが、もう独自にキャラ付けをして、特殊な声色を使って読んでしまっています。

 

学校のお話なので、先生が「みなさ~ん」などと呼びかけますが、高い声使って気取った感じでやります。

「はじめに、サボテンと め牛のちがいを おしえます。
それから、空をとびたいカバが、なぜ とべないのか おしえます」

 

「いらねー」とか言われてしまいました。

 

この「とてもすてきなわたしのがっこう」ですが、字が割と多いです!

 

なので、読みきかせには時間が足りるかどうか、ちょっと躊躇する所です。
だいたいみなさん、15分の中で2~3冊で組みたてをされます。
(いまはコロナで中止になっているのですが…)

 

あまり注目されてないのが残念なぐらいなのですが、絵もすごく独特でパンチがきいており、内容もたいへん面白いので、ぜひここはひとつ興味を持ってもらいたいです。

 

訳がうたうように読めていいなあ、と思ったら、やっぱり神宮輝夫さんでした。

 

 

このディンカビルにある「ディンクズバ道理とディンクゾトトーリがぶつかる角に建っているなんでもスクール」は割とわかりやすい形での個性を尊重する学校です。

 

こういう理想的な世界を目の前に展開してあげるというのは小さい頃には大変有効なことで、しかも雰囲気がとてもハチャメチャに明るいです。
感じがよくて楽しそうです。

 

学校の名前が「なんでもスクール」。
こんなふうに訳している神宮輝夫さんグッジョブです。
なんかすごくいい加減な感じがよく出てます。

 

ありえないような個性的でシュールな先生方が、ありえないようなことをさまざま、教えてくれています。ナンセンスそのものです。

 

ボブル先生は 音のききわけをおしえ、
ウォブル先生は においのかぎわけをおしえ、

…。 

ヴァイニング先生は「しかた」をおしえる。
生きている小鳩に どうやって コショウをかけるかをおしえ、
特大のトカゲに どうやってくらをつけるかをおしえ、
そして、のりかたまでおしえてくれる。

 

まあまあ、「いらねー」と言われたら「ですよね」と答えるしかないような授業内容です。

 

ヒロイン?枠の、すてきなボンカーズ先生が出てきます。
この先生が「みなさーん!」と言い、「ブタにパンツまではかせ」た人です。絵がとてもすてきです!

 

学校で働いている人々も個性的です。
掃除機の名前は「スーパー・ツルピカ・ゴミヒトツナーシ」です。

 

「人まで吸われてるじゃん」、ていう声が聞こえました。
子どもら、しらっとして斜めで見ているような子でも、実はすごくよく見てます。

 

 

こうして、個性豊かな先生やスタッフに囲まれた、ゆかいな学校生活なのですが、校長先生はちょっと違います。

 

まったくリーダーシップを取れるタイプではありません。
ちいさくてしわしわで、いつも泣きそうな顔をしており…そして、つけまゆげ
これは、笑ってくれるところです。

 

「これこれは ならったかね。あれやこれやは どうかね?」
そのために、かおは ウメボシそっくり。
あんまり、くよくよ しすぎるからね

 

校長先生は、この楽しい学校の肝であり、中心でもある、ボンカーズ先生が大好きです。
(表紙になっているのが、ボンカーズ先生です)
とても度胸ない、いつもめそめそしている弱気な先生なので、セクハラなどとてもできそうにありません。
よこ目で見てるだけです。

 

 

さて、国全体の統一テストが行われることになり、もし成績が悪ければ、「いんきなじゅうじゅんスクール」に転校になってしまうとのことになりました。

 

じゅうじゅんスクールの絵がすごいです。
「いぬも おびえて ほえるだけ」の灰色の世界です。いっきに雰囲気が暗く成ります。

 

まあ、絵本なりのお約束で、みんな超いい点数を取り、めそめそしていた校長先生も大ニコニコなのですが、テストのはじまりが何気にひどいです。

 

「あと十分で しけんははじまり。
今のせきで うけてください」

 

「は?ありえねー」
とか、聞いてる子が言ったりしてました。
たしかに、あと十分はないわ~、と私でも思います。

 

 

独特のテンションでお話は進みます。
絵がとにかく個性的なので、眺めているだけでも楽しいです。

 

みんなでよかった、よかったと喜びあうのですが、「やったー!」とボンカーズ先生が校長先生に、キス…。

 

ここまでけっこう楽しくいてくれたのですが、(5年生でした)一瞬でシーンと…。
みんな、すっごい画面を凝視してます。

 

えっ…それ…いいの?みたいな雰囲気になっちゃって、こんなありえないようなナンセンスなお話なのに、みんなすごいまじめにお話に入り込んでいるんだな~、と思いました。

 

 

よい意味での個性の尊重をうたい、理想的な学校生活をたのしく、あかるく、表現している絵本です。

 

だいじなことは おしえてあります。
地球はまるい。
赤と白をまぜると ピンクになる。
もっと だいじなことだって、
きちんと おしえてあるのです。
そうです、それは かんがえること。
みんな ごうかく まちがいありません。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

Hooray for Diffendoofer Day! (Dr. Seuss) (英語) ペーパーバック - 2001/11/1 Dr. Seuss (著), Jack Prelutsky (著), Lane Smith (イラスト)

 

 

 

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