大人が読む児童書「大どろぼうホッツェンプロッツ」 5 グルメ情報まとめ
大人が読む児童書。
「再読★児童書編」です。
この記事はネタバレもしていくことになりますので、未読の方はご注意ください。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
おばあさんの大切なコーヒーひきが、大どろぼうホッツェンプロッツに盗まれてしまいました。大魔法使いツワッケルマンや妖精も登場して、少年カスパールとゼッペルの大活躍がはじまります。
大人が読む児童書「大どろぼうホッツェンプロッツ」 1 オルゴールつきコーヒーミル
大人が読む児童書「大どろぼうホッツェンプロッツ」 2 生クリームをかけたプラムケーキ
大人が読む児童書「大どろぼうホッツェンプロッツ」 3 ぼうし=名前 チェンジ作戦
「大どろぼうホッツェンプロッツ」
おばあさんレシピ:あわだてた、なまクリームをかけたプラムケーキ
ツワッケルマンのお昼:7皿のマッシュポテト
ツワッケルマンの夕飯:六ダース半のジャガイモ団子(ニョッキ?)をタマネギソースでいただく。
カスパールの朝食:パン1本にバターとチーズを添えて
ツワッケルマンが夕飯に食べたいもの:皮をむいて小さくきざんだジャガイモのからあげ(フライドポテト?)
ホッツェンプロッツの夕食:串にさした、ふとったガチョウの丸焼き
ツワッケルマンの食糧貯蔵室:きゅうりのつけもの(ピクルス?)
たなにならんでいるつぼのジャム
バターミルク
サラミソーセージ・コショウ入りソーセージ
ソーセージは種類もいろいろ、長さもふとさもいろいろ、天井にぶらさがっている。(生ハムの原木っぽいものも)
おまわりさんの朝食:何食べてるのかわからないけど、たぶんパンとチーズとコーヒー。
(こんな感じのカッティング ボードにパンなのかチーズなのか乗せて、ナイフ片手に切りながらオシャレなコーヒーポットを傾けています...。最高!!)
大魔法使いツワッケルマンの食糧貯蔵質のすばらしさは、子ども心にも、がっちりと刻み付けられました…。
◇
「大どろぼうホッツェンプロッツ ふたたびあらわる」
おばあさんレシピ:焼きソーセージとザワークラウト
おばあさんレシピ:吉草茶(バルドリアン茶?バレアリン茶?)とひと山のパンにバター
ホッツェンプロッツの持ち物:うどんこね板(パンこね台?)自分でパン作るの?
ホッツェンプロッツの妄想:ラム酒とナシ酒(ナシ酒!?)
ホッツェンプロッツのレシピ:ロートカッペのきのこスープ(ロートカッペ=Leccinum。最後の隠し味にお酢)
1冊目の「生クリームをかけたプラムケーキ」と同じポジションに該当するのが、ソーセージとザワークラウトです!!
ザワークラウト、今は色んなレシピがあって、おうちでも簡単につくれます。
私はザワークラウトはレタスクラブのこちらのレシピを勝手にアレンジした自分用のザワークラウトレシピを使っています。
超いいかげん即席ザワークラウト:
ものすごく適当に酢と水を目分量で同量加え、黒こしょう、砂糖多め、塩少な目、千切りキャベツ(細かすぎないこと)。煮立ってから5分。ふたしてさらに5分。
火を止めて荒熱が取れたらコップに入れてラップで内ぶたと外ぶたをして冷蔵庫保管。
すっかりホッツェンプロッツに影響されてしまったので、値引きされているちょっとお高めのソーセージを焼いて、マスタードを添え、この即席キャベツをつけたのですが、あっという間になくなってしまいました。
キャベツがちょっと古くなりかかって、千切りはイヤだなとか、お味噌汁に入れるには多いなというぐらいの時に、とてもちょうどいいです。
ただ、酢を煮るのですごい匂いがします。そこだけは仕方ないです。
毒きのこクナルピルツは、訳注に「ふみつけるとはじける毒きのこ」と書いてるので、実際にありそうなんですが、見つかりませんでした~。
◇
「大どろぼうホッツェンプロッツ みたびあらわる」
おばあさんのレシピ:魔法のかぼちゃ。小=アンズの味、大=チョコレートのあじ、中=外側はあわだてたなまクリーム、内側はラズベリーシャーベットの味
シュロッターベック夫人のもてなし:紅茶を、パンにソーセージをはさんだもの(ホットドッグ?)
カスパールとゼッペルの薬草:アニス、アルニカ、バルドリアン(バレアリン?=吉草)、バズィーリエン草、はちみつで甘くしたビタークレー(ミズガシワ)、ヒナ皮(キナ)、アイビシュ(ウスベニタチアオイ)、エンツィーアン(リンドウ)、フーフラティヒ(フキタンポポ)
ホッツェンプロッツの食糧貯蔵室:
ラードのはいったつぼ
ベーコンの大きな切り身
いくつものかんにはいった塩づけの肉
数ふくろのツビーバック
サラミソーセージ
大きなチーズのかたまり
ニシンのくんせい
ハタンキョウで作ったブランデー
玉ねぎ、ニンニク、コショウ、パプリカ等
ホッツェンプロッツのどろぼう料理:いろいろな薬味を小さく刻んでフライパンにいれてかきまぜたもの。(タマネギ、ベーコン、ニンニクが主)
おばあさんレシピ:カミツレせんじ薬
カスパールとゼッペルがホッツェンプロッツに作った朝食:たまご12個を焼いたもの
ホッツェンプロッツのおべんとう:パン、ベーコン、チーズ、ういきょう入りソーセージ
おばあさんレシピ:ニッキとアップル・シュトルーデル(ニョッキ?)
シュロッターベック夫人の祝宴:トルコのモカコーヒー、シュトロイゼルクーヘン、チョコレートドーナツ山盛り、ポンス酒(ラム酒にレモンや砂糖をまぜたあつい飲み物)
おばあさんのまちがえたかぼちゃ:外がわはスイスチーズ、中は酢漬けのニシン巻きの味
「みたびあらわる」は、料理?に関する記述がとても詳細です。
特に、ハーブに対する知識がすごいです。
やはり、作者のプロイスラ―ご本人も半分魔法使いだったのだろうか…。
◇
ホッツェンプロッツは、こうしておとなが読んでみても、何から何まで楽しい作品でした。
ここまで付き合ってくださった方々、ありがとうございました!
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