~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「雪のおしろへいったウッレ」

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

雪のおしろへいったウッレ
エルサ ベスコフ (著), 石井 登志子 (翻訳)

6歳の誕生日にスキーをもらった男の子ウッレ。雪がふると、真っ白になった森に出かけました。キラキラとかがやく森の奥で出会った霜じいさんに、ウッレは、冬王さまのお城へつれていってもらいました。スキーをたのしんだ冬がおわり、やがて、雪どけばあさんがやってきて…。冬のおとずれから春のはじまりまで、季節のうつりかわりを、北欧の森を舞台にファンタジックに描きます。初版1907年の名作絵本。徳間書店の子どもの本20周年記念作品。

 

スウェーデンの絵本です。

 

6歳のお誕生日のお父さんから新しいスキーをもらったウッレ少年、雪を心から待ち望んでいます。
今までは2枚の板切れで作られた短いスキーでした。

 

北欧らしいお話です。
ムーミンも「冬」が特に印象的でした。

 

せっかくのスキーを早く使ってみたい少年ですが、どうやら暖冬のようです。
クリスマスの2週間前とのことなので、けっこう降らない年もあるんだな~と思いました。

 

(北欧、もっと雪の期間が長いのかと思っていました…)
(調べてみたら、やはり南北に長いので、所によっては北海道よりもあたたかかったりもするんだそうです!)

 

絵が本当に素敵です。
絵にからめて、最初の文字が大きいのは、海外の古い絵本をチラ見していた時(読むのはなかなかむり)に、たくさん見たスタイルです。

 

たとえばGutenbergのこちらの絵本

The Baby's Own Aesop

http://www.gutenberg.org/files/25433/25433-h/images/preface.jpg

最初の文字が、飾り文字で大きく表示されてますけど、こんな感じの若干、クラシックなつくりのとてもきれいな絵です。

 

ウッレ少年、名前の響きの不思議さも文化のひとつだなぁ。

 

オートミールとミルクの朝ごはん、紙で包んだサンドイッチを両方のポケットに入れてくれてるそうです。飯テロです。

 

外では、霜じいさんと雪どけばあさんがけんかしています。
(というか、一方的に雪どけばあさんが追い払われています)

 

ニ頭のシロクマが番をする、大きな雪のお城に「冬王様」。
両脇にセイウチ、とても荘厳な王様です。 

 

ムーミンの氷姫さまを思い出すすてきさです 。

 

こちらの冬王さまも、霜じいさんもとてもよくしてくれて、ウッレ少年はクリスマス・プレゼントを作る城の中の人々と交流したり、遊んだりします。

 

春になれば、雪どけばあさんに春の王女さま。

 

雪遊びででいっぱいの、とても楽しい絵本です。

 

 

「プロジェクト・グーテンベルク」
http://www.gutenberg.org/ebooks/author/492

 

プロジェクト・グーテンベルクについて
Wikiの説明ページ

プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg、略称PG)は、著者の死後一定期間が経過し、(アメリ著作権法下で)著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画。1971年創始であり、最も歴史ある電子図書館

 

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