~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「ヤクーバとライオン」

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

ヤクーバとライオン (1) 勇気
ティエリー・デデュー (著), 柳田 邦男 (翻訳)

「戦わない」という、勇気。「殺された側は報復のために相手を殺す。終わりのない報復の殺し合いが続いていく。その悪循環を断ち切るにはどうすればよいのか。日本の社会に目を向けると、いじめられた子が復讐の事件を起こす。虐待された子がやがて虐待する側にまわる。これも同じ悪循環だ。もうひとつの道――『殺さないことだ』という、ライオンの問いかけは重い。」――柳田邦男

 

 

フランスで出版された絵本なのですが、子どもたちはアフリカの話だと心から信じて聞いてくれいるはずです。

 

名作アニメ映画キリクと魔女」もですが、フランスの作品は、アフリカの文化をしっかりと表現できているものが多いです。

 

ヤクーバには、「勇気」編と「信頼」編がありますが、「勇気」編が特に(個人的に)お気に入りです。

 

この部族の中では、一人前の戦士として認められるため、ライオンを殺して勇気を示さなければならない、という儀式があります。

 

ヤクーバは狩りに向かいライオンを見るのですが、そのライオンは疲れ切って今にも死にそうなボロボロの状態でした…。

 

このライオンを殺すことはたやすい。
だが、疲れ切って今にも死にそうなライオンを殺すことは果たして真の勇気を示すことになるのだろうか?

 

殺しやすかったことを誰にも言わずにいれば、勇士として皆から尊敬を集めることはできるでしょうけど、それは本当の勇士なのか?

 

葛藤したヤクーバは、ライオンを殺さないことを選択します。
ヤクーバは、戦士とは認められず、羊の番をすることになります。

 

ですが、その後村の羊が襲われることはなくなりました。

 

もうひとつのみちはころさないこと

 

力強く、個の目覚めをうたい、「自分はどう考えるか」「社会的にどう見られるのではなくて、自分はどう考えるのか」を問いかけます。

 

フランスで作られたアフリカの物語は、アフリカの文化に対するリスペクトを含みながらも、原始的な生活の中の保守性、また集団の同調圧力を描き、それに対する反抗と個の目覚めをうたうものが多いように思います。

 

厳しい自然の中における生活の中では、助け合って生きていかねばなりませんから、このような集団の中での協調性や権威に対する服従はとても大切なことではあるので、あながちすべてを否定することは出来ないですが…。

 

子どもたちにとって、集団からの視線の中にあって、「自分はどう考えるか?」「そのとき、どう行動するか?」と問いかけることは、とても大切なことだと思います。

 

力強い、ダイナミックな絵の作品です。

  

  

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ヤクーバとライオン 2 信頼
ティエリー・デデュー (著), 柳田 邦男 (翻訳)

男とライオンは闘う。お互いを助けるために ライオンたちが村の牛を襲いにきた。家畜係のヤクーバは、ライオンの王者と闘うが、お互いに相手を傷つけまいとする。深い信頼で結ばれたふたりの、感動的な物語

 

 

キリクと魔女
ミッシェル・オスロ (監督), レイモン・ブリエ (監督) 

「母さん、僕を産んで」とキリクは自分から生まれた。キリクの村は、魔女カラバの呪いで、泉は枯れ、男たちは殺され、困窮していた。瀕死の状態の村を救うため、超人的な赤ん坊キリクは、魔女に戦いを挑む…。

 

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