~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

閑話 「はてしない物語」「魔女ファミリー」「アッホ夫婦」など

閑話です。


 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

妹子、図書館に行って、はてしない物語を「だいぶ読んだ」とご満悦で帰ってきました。
よく考えたら、図書館に自分の本を持ち込んで読むというのはアリなのだろうか?
図書館の本と区別がつきにくく、持ち出そうとしてる!?と思われそうなので、あまりしない方が良かったような気がします。

 

 

はてしない物語
ミヒャエル・エンデ (著), 上田 真而子 (翻訳), 佐藤 真理子 (翻訳)

バスチアンはあかがね色の本を読んでいた――ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年――ぼくのことだ!

 

 ウユララの所に到達、叫び声が聞えたり、鏡の中のバスチアンの中に入って行ったりを報告してきます。
調子が狂うなあ。

 

今思えば、アトレーユがおとなになる儀式の直前に呼び戻されたことには意味があると思い始めました。

あの冒険をするには、子どもでなければいけなかったんだな。

 

バスチアンが木馬に乗って、アルタクスに乗る遊びをするところ、
「わたしバスチアンがしてることと同じことをしたわよ」
とか自慢げに言ってきます。
ここの所、昔読んでいたときは、いたたまれないというか、少し恥ずかしいと思ってたけどいまは可愛いです。
年を取ったな…。

 

幼ごころの君に「月の子-モンデンキント」という名前を…。

 

「モンデンキントってなに?すっごーい!きれーい!めっちゃいい名前!」
妹子、本を指差して何か言ってます。
「よし!バスチアン、お前は作家か漫画家になればいい。そしてたくさんの名前を考えるんだ」

 

本当に調子狂うな~!

 

はてしない物語って、こんな風にライブ中継みたいにして読むものだったかな!?
勝手に、はてしない物語はじっと毛布か何かをかぶってひとりで読むものだと思い込んでいました。

 

おやすみの時間が来てしまい、そこで閉じているので、この後の転落と地獄をいったいどういう風に受け取るのか、楽しみです。

 

はてしない物語」、一度映画化されていますが、日本で忠実にアニメ製作してもらえないものだろうか。
メディアミックスで売り上げが上がるのなら、よいことなのでは…。

 

妹子の大反対に会いました。
まあ、作られていく過程で人気を出そうとした結果まるで別物になるというのはよくあることだからな~。

 

(しかし、それでも人目に止まって本が売れるならいいじゃないかと思ってしまう、商業戦略思考になれてしまった自分もいます、)

 

 

 

 

妹子、子供室で本を借りたがります。
ファーブルの「まるはなばち」

 

「それは、『魔女ファミリー』の…」
「まるはなばち、好きー!」

 

何かポニョみたいなコメントだな。

 

最近、読み聞かせが相変わらず中止のままだし、そろそろ周囲は受験期に入っているし…。塾に行く子はもう、行き始めています。
他に借りたいものは?と言うと、持ってきたのは「アッホ夫婦」

 

 

アッホ夫婦
ロアルド ダール (著), クェンティン ブレイク (イラスト),  柳瀬 尚紀 (翻訳)

毛むくじゃら顔のアッホ氏。その濃いヒゲに、いろいろな食べ滓がくっついて、不潔なこと不潔なこと!アッホ夫人は、さすがに毛むくじゃらではないが、醜い顔立ち。若いころはとてもかわいらしかったのに、年じゅう醜いことを考えているうちに、顔がそうなってしまった!そんな夫婦がくりひろげる「とてもおもしろいけど、こわい。こわいけど、とてもおもしろい」話のかずかず。さて、ちょっと、ぞっとする結末は…。

 

これかぁー。
予想と違うところを突いてくるなぁ~。

 

アッホ夫婦は、すごく嫌な奴に嫌な目に合わされたときに読むのがおすすめです。
子どもは本当にロアルド・ダールの本が大好きです!

 

ちょっと悪人が過剰なぐらい大げさなところも、ガッと子どもの心をつかみます。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

魔女ファミリー
エレナー・エスティス (著), エドワード・アーディゾーニ (イラスト), 井上 富雄 (翻訳)

7歳の女の子エイミーが魔女の絵を描きながら「いけ、ガラス山へ!」と命令すると、悪名高い魔女ばあさんが本当に追放された。空想と現実がたくみに交錯する長編ファンタジーの新訳。

 

 

 

 

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