「本好きは作るもの」読解力を身に付ける~珠玉の児童書~

「本好きは作るもの」~珠玉の児童書~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

閑話 深夜のアップルパイと「のびるのびるきこのみみ」

今日は頭が働かないので雑談などひとつ…。

頭が働かない原因はわかっています。

昨日の夕方から大騒ぎをして焼いたアップルパイです。

昔ながらの八百屋さんの店頭で、一袋の紅玉りんごを見つけました。

昔はアップルパイをよく焼きました。

平野顕子さんのパイに憧れて…。

ニューヨークスタイルのパイとタルト、ケーキの本 単行本 - 2008/11 平野 顕子 (著)

だんなに、「ぜったいにぜったいに、そのまま放置してしなびさせることになるから!やめておけ!」と言われながら、無理矢理かごにおしこんでしまいました。

帰ってみたものの、やはり放置になりそうな気配…。

しかし、妹子がアップルパイという単語に反応してくれました。

妹子「アップルパイやりたい!アップルパイ焼く!」

わたし「焼いてくれたら嬉しいねえ」

妹子「ショートケーキは呪いがかかってるみたいだから、パイを先にする」

わたし「…………」

でもたぶん、パイの方が失敗しないでしょう。

バターさえ冷やしていれば、割と簡単に層になります。

って、そう、うちは、パイシートを使わない家なんです。

皮から手作りです!!

昔々作った、レシピカードを取り出しました。

薄力粉3/2カップ、砂糖小さじ2、塩小さじ1/4、バター1カップ(すかすか実質1/2)←冷水大さじ5~6。

(肉入りパイなら、砂糖の変わりにナツメグと黒胡椒)

粉と砂糖と塩はかきまぜふんわりさせる。サイコロ状に切ったバターを入れ、カードかナイフ2本でグリンピース大にする。水を加え、ナイフでまとめる(粉っぽくて良い)。

30分以上ねかし、打ち粉をふった台で3つ折×3ぐらいに折る。冷蔵庫で寝かし、フィリングは焼く直前に入れる。

フィリングもキンキンに冷しておく。オーブンはカンカンに熱する。水気をなるべく切る。水分の多いフィリングは、ビスケット粉を敷く。(パイ生地は空焼きするとちぢむ)

容器はバターを塗って茶漉しで強力粉をふっておく。最高温度で30分~50分で様子を見る。つやだし卵黄を塗る。

妹子「3/2ってなに?」

わたし「ぶんすう。二分の三」

妹子「二分の三カップって?」

わたし「ぶんすう。一と二分の一。1カップと半カップ

この押し問答が長く続き、すっかり腹を立ててしまいました。

洗濯がたくさん、あるんだよ!

妹子「バター1カップって?」

このレシピは試行錯誤の末に出来上がったものですが、(粉の量あたりは、平野さんのレシピかもしれません)実に適当で、小さめのサイコロ状に切ったバターを200㏄のカップに投げ込んでいき、ふんわり盛り上がるくらいまで入れます。

わたし「とにかく、バターになるべく触らないこと。(そんなえらそうなこと言うほどお菓子作り得意じゃないけど…)バターを溶かさないかどうかがパイ生地の成功の鍵だから」

まったく見ていなかったのですが、妹子、粉だらけになりながら楽しそうにやっていました。

りんごは、生のままです。

くし型に切り、平野さんのレシピによって、砂糖や小麦粉、シナモンなどを入れてかきまぜました。

小麦粉を入れると水分を吸ってくれて、しっとりとなり、パイ生地の邪魔になりません。

それまではいつも、水分が下におりていき、どうしてもパイの底がべたっとなっていました。

いったんりんごをいためる手間がないので、とても楽です。

皮は大変だけど…。

でもパイの何が楽しいって、上の飾りつけです!

本当はクッキー型で抜いて乗せていくか、切れ目を入れるだけなのが一番楽なのですけど、ああでもないこうでもないと編みこんでいくのがそれはそれで楽しかったです。

食事もあるし、生地を寝かせる時間もあるので、焼き上がりは真夜中になってしまいました。

できた!!

アップルパイだー!久しぶりに見たわ~。

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妹子「ねむい…」

23時~0時の時間帯です。

妹子、出来上がりを確認して、少しだけ食べて、ぱったりと眠ってしまいました。

いや、お母さんの時間配分が悪かった。

しかし、こういうのは気分と勢いみたいなところがあります。

計画を立てても用事が入ったりしますし、縁のようなもので、えいっとやってみるのがよいと思っています。

まだ残ってはいますけど、ほとんどが親の腹に入ってしまいました…。

焼きたても冷えてからも、とても美味しかったです。

アップルパイを好きになったのは、「のびるのびるきこのみみ」という本でした。

思い出深い絵本です。もう絶版になっていて、唯一ヤフオクに一冊出ているのみでした。

絵本といっても、かなりの厚みがあり、児童書の多くが、不思議な大冒険をするものが多い中で、この本はあくまで日常をひたする綴るものでした。

しかし、その日常がとても面白いのです。

子供の視点から描いており、おとながおとなのお話をすると、あれっ。

目には見えないのですが、きこちゃんのみみが、ぐんぐんぐーん、と伸びていきます。

修辞的な表現なのですが、絵もみみが伸びていますし、自分がおとなの会話を聞いているときも本当にみみが伸びているような気がして、とても好きな本でした。

その中で、かおるねえさんという人が、アップルパイをおみやげにもってきてくれます。

1ホールの大きなアップルパイで、きこちゃんはこれのために弟くんと取っ組み合いをします。

このときばかりは、耳も動きません。

それほど好きな、絵的にもおいしそうな、ホールのアップルパイ!

おばさんが遊びに来るとき、「おみやげ、何がいい?」と聞かれて、私はアップルパイを頼みました。

買って来てくれたそのアップルパイは、1ピース!

とてもがっかりしました。

それも当たり前で、もう少し大きくなってからホールのアップルパイのお値段を見て驚愕です。

た、高すぎる!

今もホールで買うとなると、すごいお値段がします。

皮から手作りしなくとも、パイシートとリンゴで、サクサクのアップルパイ・ホールが食べられるので、このアップルパイはおすすめです。

 あっ、でも深夜はやめておいた方がいいです。

 

 

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