~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

妹子が読む「写楽暗殺」

 

ここのところ毎日、「写楽暗殺」にかかりきりになっていたので、妹子が「それ、面白いの?」と聞いてきました。

 

妹子は割と怖がりで、わたしのイチオシの「クラバート」も、怖い怖いと言ってなかなか読んでくれませんでした。

 

どうかな~と思いましたけど、渡してみました。

 

この本は絶版になっていますので、とても大事にしています。
誰かに貸したりすることをしていませんし、 超オススメしたいのに本当にもったいないです。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

whichbook.hatenablog.com

 

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序盤。モンキー・センター。
妹子、猿にあまり興味が持てないようです。
「猿か…猿だしな…」という感じです。

 

主人公の夕子が、狂言を観劇するあたりで、こんなこと言い出しました。
「わかった!この子、 狂言がやりたくなって、自分が習うっていう話なんじゃな~い?」

 

甘いわ!

 

そこで閉じようとします。
いやいやいやいや。

 

まだ序の口のじょの「じ」の所にすら行ってないです。
「せめて一章は読んでみて!」と押し戻しました。

 

夕子、現代から江戸時代の狂言師に。

 

妹子「えっ!?」

夕子、夕一郎という男の子に。

妹子「えええっ!?」

 

二章に行ったな。
計・画・通・り。

 

 

さて次です。
記憶を失うときに、無礼討ちを見てしまう、ここはキツいのかも…。

 

妹子「さいとうじゅうろべえ、だれ?聞いたことあるような気がする」

 

スルーかよ!!!!!

 

妹子が聞いたことがあるのは明智十兵衛であって、「さいとうじゅうろべえ」ではないと思います。
夕子が 記憶を完全に失い、夕一郎となって 家に帰り着いた辺り、ここで妹子、さかんにねだります。

 

YouTube 見せて。YouTube 見たい。」
「何を見るの」
「うつぼざるが見たい。見せて!!」
「いいけど、思ってるのと違うと思うよ」
「違うの?」
「これかよって思うかもよ。わりと退屈だよ?」

 

せっかく興味を持ったのに、水をさす親。

この本では、とにかく今江祥智さんの狂言の内容の説明が、すごく面白いのです。
正直、本編の狂言より面白いぐらいです。(暴言)

 

こんな序盤で舞台を見て、がっかりしちゃわないかなあ。

 

「見せて!!!!!」
「はい」

 

10分経過。

 

妹子「さるじゃない」
わたし「最近の子、スタイルいいからね~」

 

昔ならもっと小さくて猿っぽかったかもしれません。

 

妹子「ぬいぐるみってあるから、もっとモフモフふわふわしてるかと思った」

 

猿色(?)の布なので、「子供が茶色の布を着ているな」という感じではあります。
しかし今思えば、着ぐるみの猿、これはまさにゆるキャラみたいなキャラクターです。

 

狂言、浮世絵、鳥獣戯画、絵巻物。
江戸時代の文化のすべてが、いまの日本の漫画文化の土台になっていると思います。

  

わたし「ここまでしとく?」
妹子「いや、見る」

 

動きにも、「カタ」があるようで、子猿は①ひっかき、②転がり、③食べるまね、の繰り返しです。

 

妹子「…………」

 

ここで、さる、キャキャキャ、と言って、大名をひっかくまねをしました。
妹子、めちゃくちゃウケてます。

 

ウケてる…。
狂言はやはりすごいなあ。
YouTubeなので、邪道ですけど1.7倍速にすると、かえって言葉もよく聞き取れました。

猿まわしが、さるを殺されると勘違いして、おさるに覆い被さってかばうところが、すっごく可愛いです。

 

夕子が魅せられるもととなった、「猿舞い」とやらはどうだろう?

 

歩いてる感じです。

 

妹子「…………」
わたし「思ってたのと違うでしょ。おかあさんも見たときえーって思った」
妹子「とんでない。はねてない。もっと、こう、さあ!!!」

 

妹子、とんだりはねたりしはじめました。

 

ドスドスバタン。 

 

 わたし「やめて~~!!」

 

 

 

 

 

 

復刊、全力で希望です。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

写楽暗殺
今江 祥智 (著)

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

東洲斎写楽: 役者絵85図+プチ解説
Kindle版 東洲斎写楽 (著), 浮世絵ライブラリー編集部 (編集)

江戸を代表する浮世絵師の1人、東洲斎写楽の役者絵を集めたコレクションです。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

写楽の謎の「一解決」
Kindle版 松本清張 (著)

役者絵で名高い浮世絵師・写楽は、その生涯がまったく謎につつまれ、今日まで多種多様の人物像が描かれてきたが、その決着はついていない。本書は、美術に造詣の深い、日本文学界の巨匠である著者が、その鋭い分析と大胆な推理に基づいて、日本美術の点と線を明かす、興味深いひとつの試論である。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

マンガでわかる能・狂言
マンガでわかる能狂言編集部 (編集), 小田 幸子 (監修), スペースオフィス

なぜ「能」と「狂言」はセットになることが多いの?初心者はどこに注目すれば楽しめる?難しそうだけど理解できる?眠くなったらどうしよう…。名曲「野宮」を一曲丸ごと解説しながら、能の番組の見どころや衣装、作り物の鑑賞ポイントを紹介します。

 

 

 

 

 

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