今日の一冊「くまのがっこう ジャッキーのうんどうかい」
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
もうすぐ、くまのがっこうの運動会。いちばんのおちびさんも、かけっこだったらおにいちゃんに勝てるかも! いつにもまして、練習いっぱいしてがんばったジャッキー。いちについて、よーい、どん! いちばんになれるかな? くまのがっこうシリーズ第6巻。
どれをとってもひたすら可愛い、「くまのがっこう」シリーズ。
キャラクター商品としても大人気です。
あだちなみさんの、本当にスタイリッシュで洗練されたセンスの良い、愛らしくあたたかい絵がすばらしいです。
この「くまのがっこう」シリーズの中でも、私の一番のお気に入りが「うんどうかい」です。
読み聞かせに一番向いているのもこれです。
「読み聞かせ得意リスト」に入っています。
どちらかというとジャッキーシリーズは、ジャッキーの恋のお相手のしろくまデイビッドくんよりも、まだデイビッドくんが出ていない頃の方が好みです。
くまのがっこうのくまのこたちは、
1、2、3、4……
ぜんぶで12ひき。
みんななかよくくらしています。
いちばんさいごの12ばんめ
たったひとりのおんなのこが、ジャッキーです。
というのが定番のご挨拶です。
11ぴきのおにいちゃん!
1ぴきでも手に余るのに、11ぴき。
お兄ちゃんたちにひたすら可愛がられている小さな妹のジャッキー。
このお話は、妹子よりも兄助の方がずっと好きだったような気がします。
なかなか話題に出てこないすっかり大きくなってしまって威嚇してくるお兄ちゃんの兄助ですが、それはそれはたくさんの本を読んでくれました。
渡すものを文句も言わずに、おとなしく読んでくれてたなあと思い出します。
この11ぴきのお兄ちゃんぐまたちは、みんなちゃんと名前があって、顔も違いますし、ひとりひとりキャラがあります。
私はやっぱり、本ずきのアントンが一番好きです。
3番目のお兄ちゃんですね。
お兄ちゃんなので、何でも(ジャッキーよりは)上手にこなすことができます。
「パンやさん」などでは、手際よく働いているお兄ちゃんぐまたちですが、「うんどうかい」。
こちらの場合は、かけっこにうんていに、とびばこに棒のぼり...。
何をやっても、お兄ちゃん達の方がすぐれています。
ジャッキーは、うんていには手が届かないし、とびばこは1段しか、それも座ってるだけだし、棒のぼりも下にちょこんとしがみついているだけです。
すごく可愛いです。
ジャッキーはご機嫌ななめ、「おさぼりして」散歩に出かけてしまいました。
カエルが出てきてひゃっと逃げ出したジャッキーは、すごく早く走れたことに気が付きます。
よーーーし!
自信をつけ、猛練習を始めます。
このあたりの、カエルにびっくりするシーン、「まけないぞったらまけないぞ」の練習シーンなど、あいはらひろゆきさんの操る言葉が、リズミカルで、非常に読み聞かせにむいています。
何より一番盛り上がるのは、「よーいどん!」になってからです。
(まあ、これは個人的好みなのですが...)
まるで競馬レースを実況しているかのように読みます。
ジャッキーはやい!ジャッキーはやい!
あーおい上げてきた!早い!
などの、文句です。
何しろ名前がジャッキーですしね...(何が?)
今、これを書くために持ち出してきたら、以前にはなかったクレヨン書きで、最後のお兄ちゃんたちが...の文字が強調されてました。
この本をご存じのかたはわかると思います。
そうですよねぇ~。
お兄ちゃんですもんね。
最後の大びらきのお弁当画面、あだちなみさんの絵の素晴らしさを余すとこなく見せてくれる、最高の一冊です。
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ピンク色の表紙に並ぶ12匹のくまの子たち。おやおや最後のひとりはまだ仕度ができていません。『ジャッキーのパンやさん』は、くまの学校のバザーの1日を描いた物語。くまの子たちは、この日が来るのをとっても楽しみにしていて、一生懸命パンをつくるのだけど、1番小さくて、ただ1人の女の子、ジャッキーは、お手伝いをしているというよりは…。
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ふたりのスープは、今日も幸せをはこびます赤うさぎの姉妹、フラニーとメラニーがつくるスープは森の評判です。ケンカをしていた鳥たちも、スープを飲んだらすっかり仲直りし、声をあわせて歌うのでした。
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