~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「どんぐりむらのどんぐりえん」 理想的な子ども園のすがた

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 

どんぐりむらのどんぐりえん
なかや みわ (著)

どんぐりえんの子どもたちは、近頃とてもはりきっています。もうすぐ年に一度の園行事・お店屋さん祭りがあり、家族や村のつぶたちをお客様として招待するからです。先生たちの見守る中で、のびのび育つ子どもたちの、楽しい園生活を描きます。

 

 

どんぐりたちのこども園での生活を描いた絵本です。
妹子が持ってきました。
最近、これは紹介したのか、あれはしているのかと、圧がすごいです…。

 

読んだ当時は、幼稚園か保育園か、そのあたりはあまり気にしていませんでした。

 

今読んでみると「おしごとにでかけていった」ので保育園でした。
泣いちゃっている子供も、安心して預けることができる園です。

 

このシリーズは、どの本もとにかく、絵がとても魅力なのですが、お話もまた魅力的です。

 

絵の魅力とお話の魅力がダブルで来る絵本というのはなかなかの名作です。
たぶん、どの園にも必ず一冊はそろっているのではないでしょうか?
そして(わたしが見てきた限りでは)常にボロボロです。

 

幼稚園にしろ、保育園にしろ、現実はまあ、色々ありまして、いいことばかりではありませんが、そんなネガティブな思い出など消してしまうぐらい、楽しい絵本です。
理想的な園の生活を描いています。

 

子どもたちも保育士さんたちも、(どんぐりですが)みんな頑張っています。
どんぐりなのをたまに忘れてしまいそうになるぐらい、保育園の生活そのままです。

 

お話は、楽しい園のお店やさんイベントに向けての日々をつづっています。
公園に遊びに行ったとき、ひとりの思いつきから次々に他の子に遊びが派生していく…。
とてもよくわかる場面です。

 

そのアイデアは、お店やさんイベントに生かされて、とても楽しい、大騒ぎの一日になります。

 

もう、保育園(幼稚園)生活あるあるですが、雨に降られるハプニング!
(どんぐりの)保育士さんたちが用意していた「かさやさん」ごっこで事なきを得ました。

 

かさの裏には、子どもたちの絵が…!

 

これを読むと、子どもたちも、ああ園に行きたいなあ!という気持ちがふくらみ、また卒園してしまったお子さんも親ごさんも、ああ、楽しかったなあ!という気持ち(もしくは、ああ、楽しかったときもあったなあ!)になり、とにかく素敵な絵本です。

 

イレギュラーな事態に備えて、遅くまで準備をする保育士さんがた…。
本当にお疲れ様です、いつもありがとうという気持ちになります。

 

今は頑張りすぎることが推奨される世の中ではないのかもしれませんが、感謝の気持ちには変わりありません。

 

たくさんシリーズが出ていますが、「どんぐりえん」のほかのわたしのお気に入りは、やっぱり「ほんやさん」です。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

どんぐりむらのほんやさん
なかや みわ (著, イラスト)

どんぐりむらのほんやさんには、素敵な本がいっぱい!本の力で子どもを元気にした本屋さんの店長さん、入院中の子を笑顔にした店員のこなろう…。店員くるんも、「おはなし会」で頑張ります。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

どんぐりむらのぱんやさん
なかやみわ (著)

子育てしながら、人気のぱんやさんを切り盛りするどんぐりパパと、どんぐりママ。新しいパンを作ろうとがんばりますが、なかなかうまくいきません。それを見ていたのは、子どもたちのこっぺとくっぺ。パパとママを助けようと、こっそり新しいパンを作ろうとしますが…。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

どんぐりむらシリーズ既7巻
なかやみわ (著, イラスト)

どんぐりむらのお仕事いろいろ物語。『どんぐりむらのぼうしやさん』『~ぱんやさん』『~おまわりさん』『~どんぐりえん』『~ほんやさん』『~だいくさん』『~いちねんかん』のセット。仕事の楽しさや子どもたちとの関わり、思いやりなどを描くシリーズ。

 

 

 

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りんごかもしれない ぐるんぱのようちえん リラとわたし
ヤナギ通りのおばけやしき おそばのくきはなぜあかい 青い鳥
とぶ船 つみきのいえ そんなとき どうする? (日本語) 単行本 - 2016/8/5 セシル・ジョスリン (著), モーリス・センダック (イラスト), こみや ゆう (翻訳)

 

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