今日の一冊「やさしいライオン」
今日、ご紹介するのは絵本です。
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今日の一冊
『やさしいライオン』は最初にラジオドラマとして発表されたもので、その後絵本にしたもの。アンパンマンの作者やなせ・たかしさん作の絵本です。
図書館に行ったところ、「はなのすきなうし」が平置きされていました♡
それから、まだ紹介していなかったかな、と手に取りました。
「やさしいライオン」
読み聞かせの定番です。
大型本も出ていますし、他の方が読んだ記録を見ていると、必ずと言っていいほど名前が入っています。
やなせたかしさんは、アンパンマンのアニメの印象が強いですが、絵本で見ると全く違っています。
あのアニメ上のタッチではなく、とても優しいふんわりとした彩色です。
人柄が偲ばれる、童話的な絵です。
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みなしごのライオン、ブルブルはムクムクという犬に育てられます。
このむくむくとライオンの間に、血の繋がりはありません。
この絵で見られる二匹の表情は、実の母親以上に愛情いっぱいです。
犬らしいしつけもしますけど、やっぱり最後はおちちをあげてねんねです。
こちらの絵本では、おちちを飲んでいる姿が、ただぎゅう~っと抱っこしているだけの背中しか見えない、本当に可愛らしい感じです。
お母さんのムクムクがとても大きいいぬなので、抱っこされてる時の安心感がハンパないです
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しかし、ライオンはライオン、どんどん大きくなりします
大きくなったブルブルは、育て親のムクムクと離れ離れになりますが、ある日ムクムクが危篤であるという話を聞きました。
檻を破り、家を壊して、ただひたすら走るライオン…。
盲愛なのかもしれません。
でも、その情熱は胸を打ちます。
母が子を思う気持ち、子が母を思う気持ちは、種族や、距離や、血のつながりといった垣根を越えて、何ものも引き裂けない、強い強い結びつきを持つこともあるのだ、と静かな感動を呼び起こします。
同じやなせたかしさんの名作絵本、「チリンのすず」と同じく、名作読み聞かせの一つです。
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狼のウォーにお母さんを殺された子ひつじは、ウォーの弟子になって強くなってかたきをうとうとがんばります。しかし…。
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むかしスペインの国に、花のすきなフェルジナンドという子牛がいました。ある日、見知らぬ男がやってきて、闘牛場へ連れていきました。
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