今日の一冊「ふたりだけのとっておきのいちにち」
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
リンのすむ海辺の町に、毎年夏になるとロビーがやってきます。やがておわかれの日がきますが、はなれたくないふたりは、こっそり赤い帆のボート「アイランダー号」にもぐりこみます。いつのまにかねむってしまったふたりを乗せ、ひとりでにうごきだしたアイランダー号。ボートがたどりついた先は?そこで2人がすごした時間は…?ケイト・グリーナウェイ賞候補作品。
非常に絵が美しいです。
コーンウォール地方の島に夏の間過ごす子どもたちの話です。
島で過ごしてるのはリン。
やってくるのはロビー。
二人は仲良しです。
リンのおかあさんは、ロビーたちのために、<星をみあげるパイ>をやいていました。
うーん、いい感じ!
この、夏休みに会える仲良しの子どもたち、というのは、アーサー・ランサムをはじめ、たくさんの児童書でおなじみの風景です。
子どもたちにとっては、いつまでも、どんな時代になっても最高のシチュエーションかもしれません。
それが、たとえ本の中だけの出来事であったとしても、です。
お話が、たくさんの食べ物でいっぱいです。
サンドイッチやパイやレモネード。
絵本なのですが、なかなかの長さです。
横書きで、文字数もとても多いです。
こういう所、目ざとくチェックしてしまうのが悲しいおとなのさがです。
二人で自然とたわむれ、キャンプして遊ぶ楽しい生活。
(ティピー型のテントを張ってます)
ずっとずっと、このままでいたいと願う二人はある日、準備してこっそり港へ向かいました…。
二人だけの出港です!
帆に風を受け、イルカたちのジャンプを見ながら航海をしてついた小島。
二人は理想の生活を手に入れたかのように見えましたが…。
◇
ひとつひとつのページが宝石のようです。
読んだおとなの方は、これは夢オチなのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、わたしの意見からすると、これは夢オチではないです。(そのセリフじたいがねたばれ)
なぜなら二人はベッドで目覚めたわけでもないし、ちゃんと扉をあけて戻ってきたからです。
子どもだけが行ける、不思議な世界……。
それは、夢でも空想でもなく、たしかに存在する現実のファンタージエンなのだと思います。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夏休み、ウォーカー家の4人きょうだいは、小さな帆船「ツバメ号」に乗って、子どもたちだけで、無人島ですごします。湖を探検したり、アマゾン海賊を名乗るナンシイとペギイの姉妹からの挑戦をうけたり、わくわくするできごとがいっぱい!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた――ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年―
【e-hon】 ─ ネットで予約、本屋さんで受け取れる e-hon サービスで本屋さんを応援しよう📚️
子どもの本だな【広告】
オンネリとアンネリのふゆ | ジャッキーのパンやさん | 14ひきのあさごはん |
ゆかいなヘンリーくん全6巻 | とぶ船 | もうねんね |
身がわり王子と大どろぼう | 3びきのかわいいオオカミ | おどる12人のおひめさま |
児童文学ランキング |