今日の一冊「かもさん おとおり」 これぞ元祖カルガモ行列の本
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
かもの一家が、川から公園へ引越しです。かもたちは1列になって町の中を歩き出しました。さあ、たいへん! おまわりさんは自動車をとめて交通整理。パトカーまで出動です。
図書館に行くと、
「借り続けられている本特集」
というのをやっていて、それはそれは懐かしい名作がずらっと並んでいて壮観でした。
その特集の名前が気に入りました。
「ずっと読み続けられている本」だとちょっとありきたりな気がするし、「昔の本」とか、「古いけど人気」とか、若干グサッとくるフレーズではなくて、「借り続けられている本」
素敵。
まずはその中から一冊
「かもさんおとおり」です!
かわいいです。
◇
よくカルガモの一家が道路横断するのをニュースで目にしたことがあると思いますが、絶対にこの絵本のかわいさの影響だと(勝手に)思っています。
1965年、昭和40年に日本発売です。
最初はきっと、あの絵本のやつだ!と思った人が記事にしたんだと思ってます。
勝手に。
何の根拠もないですが。
表紙を開くと、その裏側には、たまごがコツコツ鳴って、ひなが顔を出して、毛づくろいをして、威張って歩きはじめるまでを描いています。
◇
かものマラードさんと、マラードおくさんは、巣を作る場所を探しています。
ボストンのまちにやってきました。
北米の大都市です。
きつねもかめもいないし、「みなさんがピーナッツをくださる」ので、ちょうどいいのではないかと思ったのです。
◇
マラードさんは、おくさんの言いなり…というよりは、やはり巣づくり、たまごをうむのはおくさんですから、おくさんが満足するまで、気長に付き合っていたようでした。
おくさんが、やっと きにいったばしょを みつけたので、ほっとしました。
🙂
今度は、ボストンの町を、巣を作れそうなところを探してとびまわります。
絵がすばらしいですし、ボストンの名所を見ることができます。
チャールズ川の上をとび、水辺の中州に巣をつくります。
(川岸の公園で、おまわりさんにやっぱりピーナッツはもらっています)
◇
子がもたちが無事に生まれたので、ご夫婦は、公園にひっこしをすることを検討し、マラードさんが先に行きます。
おくさんは子どもたちを連れて、大行進をはじめました──。
クラクションを鳴らす車にも負けずに鳴き返し、大騒ぎになったので、おまわりさんが慌ててとんできました。
ここから、ボストンの街をかもたちはひたすら行進を続けます。
◇
絵がとにかくすばらしく、かもたちも可愛いので、飽きることがありません。
けっこう長い絵本です!
60ページ超あります。
子供が長いお話に慣れていくのにちょうどよい絵本です。
ロバート・マックロスキーは、この他にもいくつかの絵本を手掛け、「ゆかいなホーマーくん」という長編も書いていますが、どれもとても、明るくて元気です。
なので、子どもにはとてもむいていると思います。
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Make Way for Ducklings (Picture Puffins)
Robert McCloskey (著, イラスト)
Robert McCloskey's unusual and stunning pictures have long been a delight for their fun as well as their spirit of place.—The Horn Book
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
こけももをつみに行ったサリーは、お母さんとはぐれてしまいました。一方、クマの親子も夢中でこけももを食べていました・・・。
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おいらはころがるかたやきパン。ころがるおいらをつかまえて、たべられるもんならたべてごらん。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
朝サリーが目をさますと,歯が1本ぬけかかっていて,気がかりでたまりません…….すばらしい大自然と一体になって小さい島で暮す,幼い姉妹のいる一家のおおらかな生活をゆったりと描きます.
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アメリカの田舎町に住む少年ホーマーくんは,ペットのスカンクと強盗をつかまえたり,ドーナツの大洪水にまきこまれたり,大活躍.コールデコット賞受賞の作者自身の挿絵も楽しい.
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