今日の一冊「やかましい!」 静けさを求めて~
今日、ご紹介するのは絵本です。
この記事はネタバレもしていくことになりますので、未読の方はご注意ください。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
ちいさなふるいいえにすんでいたおじいさんはいろいろなおとがやかましくてねていられません。そこでものしりはかせのところへそうだんにいきました。はかせがおしえてくれたこととは…。
なんだかとても他人ごととは思えず、思わず借りてしまいました。
(いや、色々ありまして…)
昔々あるところに~から始まる、昔話のおじいさん。
加齢によるものか、音に対する過敏症みたいになってしまいました。
私も、切実に静けさが欲しいです。
しかしこのおじいさんがつけたクレームはというと
ベッドがキーキー
ゆかもミシミシ
葉っぱがヒュンヒュン
やかんがしゅー
自然音に対するクレームです。
世の中には、クレーマーの上位版、モンスタークレーマー、ハードクレーマー、などという、よくないポケモンの進化みたいな存在があるそうですが、自然音となると、訴える所が難しいです。
おじいさん、「村一番の物知り博士」のところに相談に行きます。
ざっくり言ってしまうと、動物を次々に買うようにアドバイスされて言う通りにしたはいいものの、あまりのうるささに、
全然改善されねーじゃねーか!
むしろ悪化してるし!
と食ってかかると、そこで動物達を手放してみろと言われます。
すると、騒音が取り除かれたことにより、最初に過敏になっていた自然音は気にならなくなったという話でした。
大騒ぎの果てに、このお爺さんに静かな眠りが訪れたことが 本当に他人事とは思えず良かったねと心から、切実に、思いました。
とてもテンポよく訳されている本ですが、この本を翻訳されたのは私がとても大好きな木坂涼さんです。
わたしの読み聞かせの中でも、いちばん得意としている「ぜったい~しないからね」シリーズを訳されている方です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「あたしねないからね!6じになっても7じになっても8じになっても9じになってもおめめぱっちりだし、10じ、11じ、12じになったって13じになったって、げんきもりもりなの」いもうとはねむたくなったことなんてないというのです。(「BOOK」データベースより)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
チャーリーのいもうとローラにはきらいなたべものがたくさんあります。とくにトマトはぜったいいやなんですって。チャーリーは、なんとかしてローラにたべさせようとするのですが…?(「BOOK」データベースより)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ぼくには妹がいて、これがなかなか世話のやけるやつなんだ。妹は言うんだ。「あたしは、まだ大きくなんかない。ほらね、まだ小さいの! 学校へ行ってる時間なんかないと思うの」 そこでぼくは言ったんだ…。シリーズ第3弾。(「MARC」データベースより)
「プロジェクト・グーテンベルク」
http://www.gutenberg.org/ebooks/author/492
◆プロジェクト・グーテンベルクについて
☞Wikiの説明ページ
プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg、略称PG)は、著者の死後一定期間が経過し、(アメリカ著作権法下で)著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画。1971年創始であり、最も歴史ある電子図書館。
【e-hon】 ─ ネットで予約、本屋さんで受け取れる e-hon サービスで本屋さんを応援しよう📚️
子どもの本だな【広告】
小川未明童話集 | ミラクル・ベイビー | 完訳版 シャーロック・ホームズ全集 |
海のおばけオーリー | キツネ山の夏休み | 子鹿物語 |
三銃士 | 銀のシギ | クマと森のピアノ |
児童文学ランキング |