~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

ベアトリクス・ポター「パイがふたつあったおはなし」 原本が想像以上に難易度高かったおはなし

閑話です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

>おすすめ児童書リスト ~その数300冊!~

 

よくおすすめをしている、海外版青空文庫プロジェクト・グーテンベルクですが、私がそのサイトで一番最初に落とした記念すべきファイルがこちらです。
(これは、残念ながら内容の話ではないです。)

 

そりゃあやっぱりコレだよ。
これははずせないでしょ!
 ピーターラビットベアトリクス・ポター「パイがふたつあったおはなし」です。

 

www.gutenberg.org

 

素直にピーターラビットを選べば良かったのですが、この作品が私は大好き。

 

だってこのいぬのかわいさです。

黒いポメラニアン
ダッチェス、ものすごく可愛い。
このかわいさは殺人的です。
(版権は終了しているそうです…⇒こちら

 

 

一応、このプロジェクト・グーテンベルクについての説明を載せようと思ったのですが、何せ現在、忙しすぎて…。
そこで、お手軽にchat GPTにお願いしてみました。
このAIくん、検索は苦手でたまに嘘をつくという噂もあるけれど、どうだろう…。

 

見事に説明してくれました!!ありがとう!!

 

 

さて、そういうわけで、ベアトリクス・ポターの作品はすべて版権も終了し、タダで英語の原文で読める状態となっているわけです。
どちらかというと、パソコンの方が見やすいです。老舗サイトなので…。
タブレットやアプリの概念がないころから愛用してましたが、ほぼ何ひとつ変わらないままです…。

 

読んでみました。

 

む…
難しい…!!!

 

わからない!さっぱりわからない!
そもそも最初からわかりません。

 

Pussy-cat sits by the fire—how should she be fair?

 

how should she be fair?ってなに?

 

そういうのをさらっと読み飛ばすことが出来る人は強いです。
出来ない…。
何か、負けた気がする…。

この出鼻をくじかれる感、覚えがあります。
くまのプーさんも意気揚々として開いたところ、目次の「In which」でつまづきました。
「In which」って何じゃい?
検索しても(15年以上前の当時はですが)関係代名詞としてのwhichの説明は多々あるものの、ダイレクトに「In which」の説明はありませんでした。

 

思い余って当時の私は、知恵袋系の質問サイトに投稿しました。

 

たくさんの人が優しく教えてくれて、説明はできませんが要は「~の巻」のようなもの、ということがわかりました。(今は検索すると前置詞句の用法としてたくさん説明が出ます)
とりあえず、文頭に来る In which を理解するためには文中に来る in which の用法をまず理解する必要がありましたっけ。忘れましたが。

 

さきほどの how should she be fair? ですが、当時のグーグル先生はこう言いました。

 

絶対に違う。

 

なぜ違うのか説明はできませんが、わかります。
違う。

 

fairはアレでしょ!?マイフェアレディのフェアじゃないの!?美しいって意味がありましたよね!?
…そこは置いておいて、今度は how should を検索してみました。

はっ!?
びっくりさせないでよ!

なんだ広告か…。
広告って絶妙に人の心のスキを突いてきますよね。訳語よりフォント大きいし。

 

これはついに、こいつが姿を現す時が来たか。
「ククク…だが奴は四天王の中でも最弱」みたいになってきた。

バァーーーーン!!!
我が家の本!

省・略!省略ゥ~~~ッ!!!!!

 

石井桃子先生…。
そこは必要ないと判断されたわけですね…。そうですか。

 

石井桃子先生がそう仰るなら(なにも言ってない)仕方がない!
華麗なるスルー。

 

というわけで悪戦苦闘の結果、はっきりとわからないけど「きれいになるにはどうしたらいいかしら?」ぐらいに受け取りました。
こんな感じで、最初の一文から悪戦苦闘!!

 

(「patty pan」も、当時はネットを探しても訳がありませんでした!今はウェブリオに載ってるので進化してるのです)

 

英語はいまだにいまいちわかりません。
すべてフィーリング。

 

くまのプーさんにしろ、電子書籍にしろ、映画のトランスクリプトにしろ、好きなテキストを生徒が持参して「これを読みたいから教えて!」といい、それについて先生が教えてくれるタイプの英語教室があればいいのになあ。
…。
……。。。

 

chat GPT、使ってみようかしら?

 

続くかも、しれません。

 

 

さて、蛇足ですが、グーテンベルクには、「本棚」というのがありまして、その中に「子供たちの文学」というカテゴリがあります。

 

    ↓

 

さまざまな児童文学が格納されています。

オズの魔法使いのほとんど、アンの家シリーズのほとんど、バーネットの小公女・小公子、バリのピーターパン、アリス、トムソーヤ(もちろんハックルベリーも)、キプリングジャングル・ブックドリトル先生も少し、砂の妖精のネスビットさん、スティーブンソンの宝島、オスカーの幸福な王子、などなど…。(Children's Literature (Bookshelf)

 

それはそれはきらびやかです。
選び放題。ハズレなし!
寄付も受け付けているのでお財布に余裕のある方はぜひしてあげてほしいです。

 

低学年向けの絵本シリーズも、古い絵本をレトロな絵をたくさん見られてすばらしいです。(Children's Picture Books (Bookshelf)

先生がたも、ぜひ活用してほしいと思います。

 

 

whichbook.hatenablog.com

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ピーターラビット全おはなし集

ビアトリクス・ポター (著, イラスト),いしい ももこ (翻訳)

 

「プロジェクト・グーテンベルク」
http://www.gutenberg.org/ebooks/author/492

 

プロジェクト・グーテンベルクについて
Wikiの説明ページ

プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg、略称PG)は、著者の死後一定期間が経過し、(アメリ著作権法下で)著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画。1971年創始であり、最も歴史ある電子図書館

 

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子どもの本だな【広告】

たのしい川べ ねずみくんのチョッキ 木かげの家の小人たち
新訳 飛ぶ教室 冒険者たち ガンバと15ひきの仲間 おうさまがかえってくる100びょうまえ!
クマのプーさん―Winnie‐the‐Pooh 魔女モティ 青い鳥