~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

閑話 ホラーと昔話

閑話です。

 

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ほん怖系にはまっていたとき、こちらの話を読んではっとしたことがありました。

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こっ…これは…山室静氏の「世界むかし話集」の中の一篇を翻案したものだー!!

 

 

特にパクリだ何だとつるし上げたいわけでは毛頭なくて、(2chに上がっていたものをパクリと糾弾するなんてまったく意味がないことだと思います)、この本を読んでいる人がいたんだ!という事実がとても懐かしく感じられたのです。

 

(略)

 

そして、たしかにこの「しっぽ」の話はとても恐ろしかったのです。

子供のころに、とても怖くてこの話はクリップではさんで見ないようにしたり、本棚の見えない所に押し込んだり(でもほかの話は読みたいのでまた出す、の繰り返し)していた記憶が残っています。

 

2chにこのしっぽの話を翻案して書いた人も、きっとこの話を読んでとても印象に残り、とても怖いと感じていたのでしょう。その気持ちはよくわかります。

 

 

このシリーズはとても多くのめずらしいむかし話をたくさん載せていて、365話にわたっています。
この「しっぽ」の話に懐かしさを誘われて、山室静氏の世界むかし話が復刊されていないか探したところ、何と、kindle版で出ているのを発見しました!

 

このアメリカ・オセアニアだけで57編、新編のむかし話集でも11冊出ているぐらいなので、どれほどのボリュームであったかお察し頂きたいです。(しかもかなり長い話もたくさんあります!)


子供時代に読んだものはとても分厚い本で3冊、赤と青と緑色(信号機?)、話もさまざまめずらしい、聞いたことのない世界のむかし話がたくさん入っていてとても興味深いものでした。

紙の本で復刊するのが難しいいま、こういう貴重な本がkindleで残されるのはとてもよいことだと思います。
どこかで紹介したいと思っていたのですが、このしっぽの話を機会に紹介したいと思います。

 

どれ一つとっても、面白い話がたくさん派生しそうな、翻案して長い物語のヒントになりそうなものがたくさんあります。

 

子供たちに読み聞かせるにも適していますし、部屋を暗くして携帯でkindleをのぞきながら語ってきかせるのにも向いています。
むかし話を知るのは、世界の文化を知る上での手がかりになります。

 

山室静氏の苦心の結晶がどうかたくさんの人の目に留まってほしいなと願います。

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

新編 世界むかし話集 (全11巻) Kindle版 山室静 (Editor)

 

 

 

「プロジェクト・グーテンベルク」
http://www.gutenberg.org/ebooks/author/492

 

プロジェクト・グーテンベルクについて
Wikiの説明ページ

プロジェクト・グーテンベルク(Project Gutenberg、略称PG)は、著者の死後一定期間が経過し、(アメリ著作権法下で)著作権の切れた名作などの全文を電子化して、インターネット上で公開するという計画。1971年創始であり、最も歴史ある電子図書館

 

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