今日の一冊「ウミネコとヤマネコ」
今日、ご紹介するのは児童書です。
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今日の一冊
父さんにつれられ、はじめて海へ行ったヤマネコの兄妹ヤンとネネ。友だちになったウミネコからもらった青い扉。カギがかかってしまったふしぎな扉の前で兄妹が毎日遊んでいると……。山と海のいのちが響き合う、奇跡の物語。
2016年発売なので、かなり最近の作品といっても良いです。
きちんと文字で表現したハードカバーの物語、本として発売してくれた児童書。
とても嬉しく読みました。
この本、わたしは大好きです。心に残りました。
包み込まれるようにあたたかく、優しい世界です。
ただ、子どもにはどうか?
大人だから読んでとても好きだと思った本かもしれない…という気はちょっとだけ、しました。
子どもはフーンという感じで1度読んで手に取ろうとせず…。
すすめた子もフーンという感じで…。
しかし、それでもいいじゃないですかねえ!?
大人が読んでいいと思った、おとなのためのやさしい児童文学、それでいいと思います。
そういう枠があっても良いです。
幅があるべきです!
精神性が高く、すべてがやさしい夢の中の出来事のようです。
なので子どもには難しいのかもしれません。
面白くワクワクする、子どもたちを「読書の世界」へと導いてくれる児童書が欲しい...というのにしては、ストーリー性が確かにちょっと足りないのかもしれません。
しかし、そのやさしいふわっとした世界感がわたしはとてもとても好きでしたので自信をもっておとなの方におすすめします!
そして、この美しい海と文章にたゆたう、まるで羊水に漂う子どもたちが見ている夢のような世界を、いいな、と思ってくれるお子さんもきっといるのではないか、と思いました。
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