今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
静かないなかに,ちいさいおうちがたっていました.やがて道路ができ,たかい建物がたち,まわりがにぎやかな町になるにつれて,ちいさいおうちは,ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした.美しい名作絵本.
レビューを見ると、飽きているお子さんもいるようでした。
バートンの繊細な絵が単調と言われてみればそうかもしれません。
でもちょっとだけ思いました。
「すぐにページをめくろうとしてしまう」
と書かれていたのですが…。
絵として、「ちいさなおうち」はいつも中央、ページのど真ん中あります。
そこだけは変わりません。
変化があるのは周囲で、おうちだけは不変なのです。
なので、パラパラ漫画のように、めくってめくってまるでアニメのように動くのを見る。
時間の流れを絵と本で表すのを楽しむ、という読み方もそれはそれでありだと思いました。
そのパラパラ漫画感が子どもには面白かったりしますので、何度も手に取ってもらううちに、次第に文字、文章の方にも触れて読んでいく...。
そんな絵本の読み方もいいかもしれません。
幼児のかたに読み聞かせをするとき、めくろうとするなら、好きにさせてあげてもいいのではないかな、と思いました。
そして、たった今思いついたのですが、ボラで教室でまた読むことができるようになったなら、パラパラめくってみせて、
「ほら、変化していくでしょう」
という風に見せてあげるのも良いぞ!と思いました。
いつ再開できるかもわかりませんが、メモしておくことにします。
しかし、おうちごと引っこ抜くとは…。
海外は石でできているのでわりと、家ごと移動させるというのはそれほど奇異なことではない、と聞いたことがありますが、なんともダイナミックです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
地球が生まれてから、今この瞬間までの長い長い命のリレーを、劇場仕立てで壮大に物語ります。名作絵本『せいめいのれきし』が、初版刊行から半世紀ぶりに生まれ変わりました。現在の知見をもとに本文を改訂。監修は、恐竜研究の第一人者・真鍋真氏。遠い昔から続く、はてしない時のお芝居。次の主人公はあなたです!
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