~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「ちいさいおうち」

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

ちいさいおうち

バージニア・リー・バートン (著, イラスト), 石井 桃子 (翻訳)

静かないなかに,ちいさいおうちがたっていました.やがて道路ができ,たかい建物がたち,まわりがにぎやかな町になるにつれて,ちいさいおうちは,ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした.美しい名作絵本.

 

 

レビューを見ると、飽きているお子さんもいるようでした。
バートンの繊細な絵が単調と言われてみればそうかもしれません。

 

でもちょっとだけ思いました。
「すぐにページをめくろうとしてしまう」
と書かれていたのですが…。

 

絵として、「ちいさなおうち」はいつも中央、ページのど真ん中あります。
そこだけは変わりません。
変化があるのは周囲で、おうちだけは不変なのです。

 

なので、パラパラ漫画のように、めくってめくってまるでアニメのように動くのを見る。
時間の流れを絵と本で表すのを楽しむ、という読み方もそれはそれでありだと思いました。

 

そのパラパラ漫画感が子どもには面白かったりしますので、何度も手に取ってもらううちに、次第に文字、文章の方にも触れて読んでいく...。
そんな絵本の読み方もいいかもしれません。


幼児のかたに読み聞かせをするとき、めくろうとするなら、好きにさせてあげてもいいのではないかな、と思いました。

 

そして、たった今思いついたのですが、ボラで教室でまた読むことができるようになったなら、パラパラめくってみせて、
「ほら、変化していくでしょう」
という風に見せてあげるのも良いぞ!と思いました。

 

 いつ再開できるかもわかりませんが、メモしておくことにします。

 

しかし、おうちごと引っこ抜くとは…。
海外は石でできているのでわりと、家ごと移動させるというのはそれほど奇異なことではない、と聞いたことがありますが、なんともダイナミックです。

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

せいめいのれきし 改訂版

バージニア・リー・バートン (著, イラスト),

まなべ まこと (監修), いしい ももこ (翻訳)

地球が生まれてから、今この瞬間までの長い長い命のリレーを、劇場仕立てで壮大に物語ります。名作絵本『せいめいのれきし』が、初版刊行から半世紀ぶりに生まれ変わりました。現在の知見をもとに本文を改訂。監修は、恐竜研究の第一人者・真鍋真氏。遠い昔から続く、はてしない時のお芝居。次の主人公はあなたです!

 

 

 

 

 

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