今日の一冊「うみぼうやとかぜばんば」
今日、ご紹介するのは児童書です。
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今日の一冊
風がなくなって、死にかけた南の海の仲間たちを救うため、地球の風の番人かぜばんばに会いに、北国へ旅立ったうみぼうやのぼうけんのお話。
「うみぼうずとかぜばんば」を知らない方でも、こちらの「ななつごねずみ」シリーズの表紙を見れば、知っていると思われる方も多いかもしれません。
今日はみんなでお芋掘り大会に。お父さんの作ったスコップは、とっても便利。大きなお芋を掘って1等賞。帰りはお芋のカヌーでもどります。
山下明夫さん、わたしはこの「うみぼうやとかぜんばんば」が大好きです。
この方はたくさんの作品を描かれていますが、海にまつわるものが多いような気がします。
どうやら病気になったらしい「かぜんばんば」が、いつまでも風を送ってよこさないので海の生物たちが危機に瀕しています。
そこで、うみぼうず的なおばけの「うみぼうや」が、様子を見にいくわけなのですが…。
とにかく、スケールがでっかいです。
うみぼうや一家は、どうやら赤道あたりに住んでいるのですが、そこから「北の海」という、北極っぽい感じですが、そこまで延々と旅します。
途中で、このお話における敵役、かぜばんばをかたまらしてしまった大入道(っぽい怪物)
タコクラゲコウモリダコニュウドウ
と、そのニュウドウのアブラウンチと戦いながら、先へ先へ進んでいきます。
アブラウンチ…。
イメージは、石油です。
それも、出たばかりの原油でしょうか。
たくさんの海の動物たち、また「たきむすめ」などの擬人化(っぽい)キャラクターと邂逅しながら、うみぼうやはどんなときにもめげずに先に進みます。
途中で助けた わたりがらすのチョーローと、ロールプレイングも真っ青の、すごい冒険の旅を繰り広げます。
動きのあるストーリー、アブラウンチなどの子どもがわっ、となりそうな仕掛け。
とても楽しく読める「本型の絵本」です。
長新太さんの絵がとてもすばらしいです♡
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空と海のさかいめがちかくなるにつれて、白いとりのようなものは、白いうさぎにかわりました。うさぎが、たまのりでもするように、もりあがったすいへいせんにたっているのです。
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