~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

大人が読む児童書「それいけズッコケ三人組」3 読了 掛け値なしに面白かった!

今日、ご紹介するのは児童書です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

それいけズッコケ三人組
那須 正幹 (著), 前川 かずお (イラスト)

花山第二小学校六年のズッコケ三人組は、きょうも男たる証明と栄光を求めて、青空の下にかけだしていきました。

 

大人が読む児童書「それいけズッコケ三人組」1 記念すべき一巻目をドキドキしながら紐解く。予想以上の昭和臭!

2 ルーシー・リュー「やっちまいナア!」

 

最初の泥棒のエピソードはハカセ
万引き少女のエピソードはモーちゃん。
幽霊話は、ハチベエです。

 

ハチベエ、モテたくて、女子にからみたくてしょうがない!
涙ぐましい努力が、申し訳ないのですけど笑えます。

しかし、幽霊話をしても、女子たちは上から目線で、居丈高で、てんでこわがりもしないし、相手にしてくれません。

 

クソ生意気女子!六年の女子って、本当生意気だよね!
もう大人みたいな顔してて、鼻で笑い飛ばして……。

 

でも、ストーリー性のある読み聞かせをしたらものすごく真剣な顔で吸収してくれるのも六年の女子。
話は分かるし頼りがいがある。

 

……生意気だけど。

 

 

ハチベエを馬鹿にしたのは荒井陽子と榎本由美子。
めっちゃありそうな名前だ!

 

六年の女子の中では人気ばつぐんの可愛い子ちゃん(笑)

 

妹子「こいつ(ハチベエ)、目的丸出しすぎなんだよね」

まっしぐらに人気ばつぐんの所を攻めるところが、そのアグレッシブさが、嫌いじゃないよ、ハチベエ……。

 

しかし、てんで相手にされなかったハチベエは復讐に燃えます。

 

二人をおどかす算段を立てて、人形を池にしずめ、おねえちゃんに頼んで声まで準備するという入念さ。
この、声を録音したのはカセット!です!

 

カセット!(二度目)

 

妹子「ポケットモンキー(笑)」
わたし「やっぱりそこ反応したか」

 

ハチベエ、嘘だっていうなら今日、沼のほとりに行ってみな、と、二人を誘い出します。

 

人気ばつぐんのかわいこちゃんたちに、「あんなポケットモンキーとデートするわけないでしょ」って言われてる。

 

なんか本当におもしろい。
めっちゃ笑えます。

 

って、本物の死体が浮かんできたあああー!!!

 

これはヤバい。
しかも終わり方も絶妙でした!
(ぜひ読んでください)

 

妹子「やばい怖い……」
わたし「ねえその終わり方、すごくうまかったよね」
妹子「おかあさん、幽霊っていると思う?わたしね、考えないようにしてるんだ……。夜に眠れなくなっちゃうから…」

 

ハチベエ、妹子をわりと本気で怖がらせるの巻でした。

 

 

ここでやめとこうと思ったのに、次は古いお城の探検の話が出てきた。
わたしのツボわかってるな~!

googleの広告みたいです。

 

あのばつぐんの女子二人が、どうやら仲間に加わったようです。
これは意外な展開。
仕方ないか、ヒロイン枠だし。

 

しかしこの章は、あまり目立っておかしなことは起きません。
ハカセが主流の、真面目な社会見学です。
うんちくをたくさん垂れ流し、このハカセ、ぜんぜんバカセな感じがしません。
理路整然としていて、几帳面で、博識です。

 

そのあたりを掘ってみて、遺物を探したり、貝塚の説明をしたりしています。

 

これはおとなしい城郭探検だな、妹子はどう思うかな。

 

…って、ハチベエがいきなり穴におっこちたー!
しかも誰も見ていないタイミングで!

 

絶妙なストーリー運び。

 

 

慌てるどころか、全然めげないハチベエくん。
トム・ソーヤ並にめげません。

 

「テヘッ、こいつは運が悪いどころか、ひょっとすると、すげえラッキーチャンスかもね」

 

つよい。
もうどんだけ。

 

ここで、たくましいなと思ったら、やっぱり遭難してるしー!

 

 

これ以上、読んだそのままを書き連ねていると、全部ネタバレしてしまうことになりそうで、しかもきりがないので、ここでやめておきます。

 

一つだけ言えることは、頭から終わりまで全部おもしろかったです。

 

……。

読了した妹子「ねえ、モーちゃんさあ、モテるっての何かわかる」
わたし「えっ?」
妹子「だって、優しいし、考え方もしっかりしてるよね。ほんといい人だわ。癒されるっていうか」

 

妹子、まさかのモーちゃん推しになっていた!!

 

わたし「さいごのエピソードでしょう?あれ良かったよね。モーちゃん、いいなってお母さんも思ったわ!」

 

 

いやいや、安定のズッコケでした。
そして、何となく、小学生時代に戻ったような気持ちになれました。

妹子も面白いというし、これは一石二鳥のやっぱり、ずっと売られているだけの本でした!

そもそもが、探偵団である三人を読もうと思っていたので、二巻も読むかもしれません。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

それいけズッコケ三人組
那須正幹 (著), 前川かずお (イラスト)

花山第二小学校のズッコケ三人組、モーちゃん、ハカセハチベエの三人は、とある殺人事件にまきこまれたが・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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