~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「おやすみまえの365話」 …から「雪女」の家庭事情

今日、ご紹介するのは児童書です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

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今日の一冊

 

カラー版 ママおはなしよんで 幼子に聞かせたいおやすみまえの365話
千葉 幹夫 (著)

人気の画家たちの挿絵とともに、日本と世界の昔話・名作を、一日一話ずつ366話収録した、オールカラーの豪華絵本です。 定番の「桃太郎」「おむすびころりん」「白雪姫」「おおかみと七ひきのこぶた」といった昔話はもちろん、「やまたのおろち」「じゅげむ」などの神話や落語、「ハイジ」「ロビンフッド」などの名作やギリシア神話も多数収録しています。 主な特長は次になります。 ●504頁、オールカラー、上製本という、他書にはない圧倒的に豪華な体裁と内容。 ●毎日3分程度で読み聞かせできるお話を366話掲載。

 

最近、妹子は、
「短いお話がたくさん入ってるのがいい」
といって、好んで昔話集をたくさん読んでいます。

 

長いストーリーは、 じっくりと読むタイプですし、深く入り込みすぎてしまうらしいので、 短いお話が気軽なようです。

 

昔は、こんなにいっぱい昔話あるんだからそこから読めば~とか思ってましたけど、この「幼子に聞かせたいおやすみまえの365話」は妹子が自ら欲しいと言ったので買いました。

 

 

妹子「なんで雪女はみのきちを殺さないの?おかあさんわかる?」
わたし「!?」

 

妹子、「雪女」を読んでいました。
365日の中でも、2月9日のお話です。

 

この雪女の話、ちゃんと登場人物に名前がついています。
木こりのもさくじいさんみのきちという若者です。
これか、みのきち。

 

寒い冬の日に山小屋で過ごした二人。
真っ白な女の人が、もさくじいさんに白い息をかけて殺し、みのきちには、このことは誰にも言っちゃいけない、話したら殺すからと言って去っていきました。

 

それから、春になって出会ったお雪という娘と結婚……。
見れば見るほど似ている……。

 

いや、気づけよ。

 

 

お話の欄外のひとつひとつに、小さなアドバイス(advice)がついています。
『雪女はどうしてみのきちを殺さなかったのか、親子で考えてみましょう』

 

これか!

 

わたし「わぁー道徳的。教科書みたい(*^-^*)」
妹子「そういうのいらないんだよね~」
わたし「いらないんだよね~とか言いながら、考えたんだ。どれどれ、なら親も考えねばなるまいて」

 

うーん。

 

わたし「これ、こどもがいなかったら雪女、みのきちを殺してるな」

 

(ずっと殺すとか殺さないとか殺伐とした会話が続きます)

 

わたし「殺さなかったのは子供のためだな」
妹子「そうだね、十人もいるもんね」
わたし「十人!?」

 

読みとばしてました。
妹子はほんとに、細部までちゃんと読むなあ。
わたしが注意散漫なだけか。

 

わたし「ほんとだ……。子供が十人いる」
妹子「ぜんぜん冷たくないね。あっつあつだね」
わたし「……ソ、ソウデスネ……」

 

 

やはり子どもにとって自分が選んで買った本というのは特別なようです。
岩波少年文庫の中でも「青い月の石」は特別なんだそうです。
妹子が探してきて欲しいと言って買った本だからです。

 

今もよく引っ張り出して、この365日の本を読んでいるのですが、確かに有名なお話のダイジェストみたいなところもありますけど、作家の生きた時代の年表が載っていたり、それぞれのお話のミニ情報みたいなものも実に多彩です。

 

これは買ってよかったなと思う本です。

 

 

わたし「で、雪女がどうしてみのきちを殺さなかったのか、あなたはどう考えたの?」

妹子「これ、雪女はみのきちが好きで、もさくじいさんがじゃまだったからころしたんじゃないかなっておもった」
わたし「そ、そんな深慮遠謀で最初から嫁になることを狙っていたという!?」
妹子「そう」

 

それで十人も子供を!?
逆に恐ろしい!

 

とんだヤンデレ雪女だ!

 

 

 

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青い月の石
トンケ・ドラフト (著), 西村 由美 (翻訳)

ヨーストはある暗い夜、家の外にあやしい黒い影を目にする。そして次の日、校庭の地面の下からぶきみな男が現れた。その名は地下世界の王、マホッヘルチェ! ヨーストは足あとを追っていくが……。それは月が青くなったときに始まった、少年と仲間のとくべつな冒険の物語。現実とおとぎ話が入り交じる、人気作家のファンタジー

 

 

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ママお話きかせて―春の巻
(小学館のお話シリーズ)

みつばちマーヤ、桃太郎さん、一寸法師など花の季節にふさわしいお話を収録。

 

 

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ママお話きかせて―夏の巻
(小学館のお話シリーズ)

はだかの王さま、七夕さま、人魚姫など夏の夕べに心なごむお話がせいぞろい。

 

 

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ママお話きかせて 秋の巻
(小学館のお話シリーズ)

虫の音楽会、かぐや姫、月とうさぎなど静かな秋の夜長に最適なお話を紹介。

 

 

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ママお話きかせて―冬の巻
(小学館のお話シリーズ)

初版と新版は、表紙デザインが異なります。日本昔話、イソップ童話などが90話収録。毎日ちゃんと読み聞かせても三か月分あり、読み応え十分。挿絵はダイナミックかつ個性的で、家族の話題作りにもいかがでしょうか。

 

 

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新編 世界むかし話集(1)イギリス編
山室静 (編集) 形式: Kindle版

ムーミン」やアンデルセン童話など、北欧・児童文学の研究・翻訳に生涯携わり、子供たちには夢を、大人にはやすらぎを与え続けた著者・山室静の世界むかし話集第1弾。
<イングランド>ネコの王さま/カメの遠足/最初のバナナ/三びきのクマ/ロンドン橋の上で/ジャックと豆の木/他8編
<コーンウォール>ベッチィ・ストーグの赤ちゃん/頭から下に向かって/他3編
<スコットランド>ヒース酒の秘密/詩人トマスの話/他5編
<ウェールズ>長すねグウィスの嘆き/他3編
<アイルランド>白いマス/笛吹きとプーカ/他9編

 

 

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新編 世界むかし話集(2)
山室静 (編集) 形式: Kindle版

これまで家庭で語られていただけの昔話が、今日のように文化的宝と認められるようになったのは、グリム兄弟の『家庭と子供のための童話集』の刊行によるところが大きい。
本書は「ヘンゼルとグレーテル」「白雪姫」などのグリム童話を中心に、オーストリア、スイス、オランダ諸国の昔話を多数収める。
<ドイツ> カエルの王子/ヘンゼルとグレーテル/オオカミと七ひきの子ヤギ/いばら姫/他21編
<オーストリア> 永遠の国へ行った花婿/ハシバミの枝/他3編
<スイス> 三つの言葉/ローツェ氷河はどうしてできたか/かわいい小鳥/他5編
<オランダ> スタフォレンの奥方/飛びゆくオランダ人/他3編

 

 

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新編 世界むかし話集(3)北欧・バルト編
山室静 (編集) 形式: Kindle版

他のゲルマン諸国では、神話詩や英雄伝説キリスト教の影響で失われたが、北欧ゲルマン人はすこぶる詩歌を愛し、それが語り伝えられている。北欧の民話が豊かであるのは、そのような伝統を受け継いでいるからである。
<デンマーク> 辛抱づよい奥方/十一羽の白鳥/小さい野ガモ/他8編
<スェーデン> 跳ぶ巨人/水の精(ネック)と少年名/スコールンダ山の巨人/他7編
<ノルウェー> 北風のくれたテーブルかけ/海の水はなぜからい/他8編
<アイスランド> 雌牛のブーコラ/アザラシの皮/他6編
<フィンランド> 七人兄弟/ほうきつくりの老人と王さま/他5編
<バルト諸国> 年越しの晩/欲ばりの王さま/他7編

 

 

 

 

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