今日の一冊「スパゲッティがたべたいよう」
今日、ご紹介するのは、かなりしっかりしたページ数の多い、「本型の絵本」です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
おばけのアッチは、とてもくいしんぼ。ある日、夕やけの空をとんでいると、下のほうからとてもいいにおいがしてきました。
遊びに来ていた子がこの本が大好きなので、「どんな話か言ってみてくれるかな?」と聞いてみました。(他力本願です)
「おばけがいたずらずきで、おいしいとこだけさらっていくの。チャーハンだったらグリーンピース、カステラだったら茶色いあまいとこ!」
くいしんぼうのおばけです。
この本は、とても字が大きいです。
幼年向き、装丁もしっかりしていて丈夫なので、本を大切に扱うのに慣れない子供でも安心です。
字を覚えたての子に最適です。
おもしろさに引きずられてどんどん先へ先へと気になるのでページをめくりますので、字も覚えます。
「スパゲッティがたべたいよう」には親が出てきません。
おばけのアッチはいたずらずきの子供そのものです。
しかもえっちゃんは、自分でスパゲッティを作ります!
「作ってもらう」のではありません。
こどもは、してもらうのではなくて、何かをしたいのです。
こどもの目線に立ったすばらしい本です。
そして子供たち、案外この欄をよく見ています!
カバーについている、シリーズものの紹介の部分です。
この本は、角野栄子さんの「小さなおばけシリーズ」の一冊目です。
ほんとうに、幼年期のこどもに最適で、しかもこれが不思議なことにまるで古びないのです。
全部買いそろえるのが無理なら、どっさりと借りてあげて欲しいです。
読み聞かせをするのも苦ではありません。
一冊本を読んだ!!
という気分になるので、本が好きになってくれるのにとても役立ちます。
「絵本から本へ」に最適です。
子どもの本だな【広告】
からすのパンやさん | いいおかお | まいごに なった セレスティーヌ |
十二支のはじまり | おたまじゃくしの 101ちゃん | ロッタちゃんのひっこし |
くまのパディントン | 銀のいす | ヒナギク野のマーティン・ピピン |
児童文学ランキング |