今日の一冊「はなのすきなうし」
今日、ご紹介するのは、かなりしっかりしたページ数の多い、「本型の絵本」です。
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今日の一冊
むかしスペインの国に、花のすきなフェルジナンドという子牛がいました。
主人公はいっぴきの牛です。
とんだりはねたり騒いだりするのはきらいで、じっとひとりでお花のにおいをかいでいるのが好きという、非常なおとなしいたちなのです。
フェルジナンドは、体つきは非常にしっかりとした、大きな…一見、猛牛に育つのですが、性格は変わりません。
牧場に、闘牛用の牛を探しに来た人たちがやってきました。
(とりあえず、お話の中では、牛たちはみんな、この闘牛に選ばれたい!!と思っている、ということになっています。)
しかし、フェルジナンド(幼児用なので、「ふぇるじなんど」とひらがなです)はまったく興味がありません。
いつものお気に入りの場所、大好きなコルクの木の下に座りこんだとき、そこに、ハチが…!
ハチの上にどっかり、腰をおろしてしまって…!
猛牛と思われたフェルジナンドは、闘牛場に連れて行かれてしまいました。
海外でもやはり人気なのでしょう。
アニメ作品まで作られていました!
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アカデミー賞長編アニメ映画賞ノミネート!「アイス・エイジ」のブルー・スカイ・スタジオが贈る、心優しい闘牛フェルディナンド君が繰り広げる感動のアドベンチャー!
しかし、「はなのすきなうし」に慣れ親しんでいてくれた子どもたちは、このアニメ作品にショックを 受けてしまいました。
かわいくない。
顔がちがい過ぎる。
こんなのフェルジナンドじゃない。
いやいや~まあまあ、となだめたのですが、紛糾して大騒ぎになってしまいました。
というのも、原作の絵はとても牧歌的で可愛らしいのです。
しかも、主人公の牛、フェルジナンドも、まったくこういうアクティブな感じではないです(笑)。
お母さんが心配したときのシーンです。
絵があんまりかわいらしいので、まあ...あのいかにもな元気満々のアクティブなアニメ作品は微妙だったのかもしれません(笑)
あんまり怒っているので、こちらは噴き出してしまいました。
子どもは真剣なのかもしれませんが、青筋を立てて怒っている所はユーモラスなものです。
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