田畑精一さんが亡くなられました。
絵本作家の田畑精一さんが亡くなられました。
古田足日さんをはじめ、昭和期の名作絵本・名作児童書をともに彩ったすばらしい絵を描かれる方でした。
心からお悔やみ申し上げます。
絵本作家の田畑精一さん死去 「おしいれのぼうけん」
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) June 8, 2020
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「おしいれのぼうけん」などで知られる、絵本作家の田畑精一(たばた・せいいち)さんが7日、老衰のため亡くなりました。89歳でした。 pic.twitter.com/dIFOVXiVQH
『おしいれのぼうけん』
— Saki Murakami (@sakirhythm) June 8, 2020
子どもそのものを描く為に選んだ画材が鉛筆だったそうです。白黒だからこそリアルに表現されたおしいれの世界。
今年絵本作家としてデビューさせて頂く私ですが、いつか田畑精一さんのように子供にも大人も愛される絵本が描ける作家になりたいです。
ご冥福をお祈り致します。 https://t.co/pgTT8KZoJU pic.twitter.com/1J9EO5qbnl
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。
「おしいれのぼうけん」 は、以前記事を書かせていただきました。
何をいまさらという大ベストセラーであり、これからも読まれ続けていくであろう本です。
田畑精一さんの、古田足日さんの本との親和性はそれはすばらしく、そのコンビ力が結集したと言えるのが「おしいれのぼうけん」です。
算数病院事件 (5年3組事件シリーズ) (日本語) 単行本 - 2009/8/1 後藤 竜二 (著), 田畑 精一 (イラスト)
算数病院は、「みんなが算数ができるように」と、とも子先生が発明した病院です―。楽しくて、わくわくして、人なつかしくなる物語。
小学生高学年向けの名作です!
ルパン三世のアニメを心から楽しみにしているシーンが出てきたりと、昭和期のものでありながら、そこにある子どもの心は今を生きるこどもとリンクしています。
先天性四肢欠損という障害を負って生まれたさっちゃん。傷つきながらも右手の指がないという障害を受けいれ、力強く歩き始める。
人の心ない言葉も、つらい気持ちも、決して目をそむけることなく、真正面から描いた名作です。
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