「本好きは作るもの」読解力を身に付ける~珠玉の児童書~

「本好きは作るもの」~珠玉の児童書~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

大人が読む児童書「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」 2

大人が読む児童書。
積ん読・解消計画★児童書編」です。


この記事はネタバレもしていくことになりますので、未読の方はご注意ください。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

大人が読む児童書

 

冒険者たち ガンバと15ひきの仲間

斎藤 惇夫 (著), 薮内 正幸 (イラスト)

イタチと戦う島ネズミを助けに,ガンバと15ひきの仲間は、船で夢見が島に向いました。しかし、白毛ノロイがひきいる、どうもうなイタチの群れに追いつめられ、海岸の岩山で最後の決戦の時をむかえます。

 

whichbook.hatenablog.com

 

 

さてガンバの冒険、続きです。
アニメ情報を見る限り、15ひきもいるわけではないのですね。 

 

リーダーを決め、ガンバが選ばれました。
ガンバたちは、忠太の情報を総合して地図を作ります。

しかし、みんなの相談が…。ものすごく現実的です。
ノロイ(イタチ)には勝てない、ということが最初からはっきりしているのです。ねずみたちはそれを承知できた、というのです。

戦うというのは、逃げるということ、そして、逃げる道もおそらくないということなのです。

どんだけ絶望的な状況なのか…!?
今までさまざまな冒険ものの児童文学を読んで来ましたが、ここまで絶望的な状況はなかなかないです。

 

ボーボというおっとりしたねずみが場をやわらげ、フラグになりそうな島に伝わる不思議な歌を聞きます。

イカサマという、サイコロ賭博をやっている渡世人風のねずみは、なんとなくガンダムのカイさんみたいです。
たいへん昭和風ですが、斜に構えていてなかなか、かっこいいです。

 

 

 

 

ここで第二部に入りました。

 

甲板での夜明けのシーンが鮮烈です。朝焼けを初めてみるガンバ、その美しさに目を奪われます。

 

まだリーダーに慣れないガンバを、ガクシャの知識とヨイショのたくみなサポートが支えます。ガンバは徐々にリーダーらしくなっていきます。
(ヨイショは、どうして名前がヨイショなんだろうかと思っていましたが、ガンバのことをヨイショするからヨイショなんだとわかりました。)

 

島についてねずみたちがリヤカーに乗って、馬をひっぱたき、カーチェイスのような逃走劇を演じたり、とにかく面白いです。

 

途中の「オイボレ」という年寄り…。

不思議なネズミです。よろよろとしてオイボレなのに、途中で彼が指摘することはすべてあたります。
まるで、この島もイタチからの逃れ方も知っているような...?

 

ん?と思います。

 

イタチの回し者とかではないだろうな?と思っていたら、ねずみの一人が作中で同じことを言及して「それはない。ひどい」みたいな会話がありました。
なので、スパイなどではないようです。 

 

!!

 

これは、忠太が島について説明している時に気になる記述があったはず!!
ページを巻き戻して読み返します。

 

トキです。
忠太のおじさんで、以前先見のめいを働かせ、一刻も早くこの島から逃げることを提言してひとり別行動を取ったネズミです。多分死んでいるだろう、と書かれています。

読みかけたときに、「こういうキャラって実は生きていて…などというフラグだったりするんだよな~」と思っていました。

きっとこいつはトキだ!

 

島のモデル、最初は沖縄かな?と思いました。

風を防ぐために石垣があり、椎の木が植えてある...。
あとがきによれば、八丈島のようでした。

 

ノロイに家族を殺されたツブリたちが憎しみに燃えて、(勘違いで)ねずみたちを脅すシーンが怖いです。

最初は姿が見えないのでで...出たぁ~!!と思いました。
これを超えるノロイってどんなのだろう。

 

 

whichbook.hatenablog.com

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

ガンバの冒険(1975TV版.Amazonプライム)

頑張り者のネズミ・ガンバは、相棒のボーボと一緒に、海を一目見ようと港町までやってくる。そこで出会った子ネズミの忠太が、自分たちの島の仲間を助けて欲しいと求めてきた。力自慢のヨイショや博学のガクシャといったネズミ仲間とともに、大海原へ乗り出すことを決意する。だが、目的の島には脅威の白イタチ・ノロイが待ち構える。小さなネズミ7匹が繰り広げる波乱に満ちた大冒険。他に類を見ない表現にドキドキハラハラの連続だ。(C)斎藤惇夫岩波書店・TMS

 

 

 

 

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