今日の一冊「だめよ、デイビッド」
今日、ご紹介するのは絵本です。
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今日の一冊
おふろでさわぐ、おもちゃはちらかす。どろんこで家に入っちゃう。そのたびにママは、「だめ!だめ!だめよ!」ってばかり。でもママは、ほんとうはデイビッドをね…。(「MARC」データベースより)
読みきかせでよく使われている、デイビッド絵本です。
だめよ・がっこうへいく・やっちゃった
の三冊、デイビッドシリーズです。
まあ、いかにもやんちゃな子供といった感じの、よく見るいたずら小僧なのですが、人によっては、このデイビッドに注意欠陥障害を想起する方もいらっしゃるようです。
苦しんでいたり、人の目を気にしたり、生きづらさを心配されるたくさんのママさんがたがいらっしゃる中ではありますが、結局は子どもであれば、このような一面は大なり小なりみんな持っている傾向でもあるという事実もまた、忘れないようにしたいと思います。
成長によってその差が埋まる度合いもまた人それぞれという事なので、専門家に相談される大切さはもちろんでありながら、長い目で見守ることの大切さを思います。
これは、ガミガミ怒られている子どもの立場にたち、気持ちに寄り添う本です。
さいごにいつも、あたたかく大人の愛がデイビッドを包みます。
読んでいるこちらもほっとする気持ちです。
「だめよ」は親。
「がっこうへいく」は先生。
そしてシリーズさいごの「やっちゃった」は、デイビッド自身のことばで語られます。
常に責任転嫁。自分が悪いんじゃなくて、「ボールが勝手に窓に飛び込んだ」、などと主張する、まさに子どもあるあるです。
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