今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
冬のある日、ばばばあちゃんは、風邪をひいたお月さんに自分のステキなマフラーをあげる約束をします。ところが、次々にいろんな出来事が起こり、とうとうそのステキなマフラーはボロボロになってしまいました。
さとうわきこさんの、ばばばあちゃんシリーズの中の一冊です。
「ばばばあちゃん」のお話はどれも、ばばばあちゃんの台詞で成っていますが、それがうたうように、詩のように言葉がつづられていきます。
この本は、マフラーをおつきさんに上げる約束をするのですが...。
実際は、おつきさんはほったらかしにされたまま、マフラーは二転三転、色んな人(動物)、いろんな場所に、いろんな用途で使われながらあちこちをめぐりめぐっていきます。
最後はボロボロになって、ばばばあちゃんは編みなおし、無事におつきさんのもとに届けられます。
この絵本、うたうような言葉に合わせて、マフラーの変化が面白いです。
月が変化していくようにマフラーの持ち主も、用途も変化していき、最後は丸くおさまるという、きれいな終わり方です。
四季の巡りが本のページをめくりながら変わっていく様子も素敵です。
途中で、「おつきさんどうなった...?」と思わないこともなかったのですが(笑)、ゆったりと時は流れます。
子供たち、大好きな一冊です。
子どもの本だな【広告】
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() 児童文学ランキング |