~珠玉の児童書~

~珠玉の児童書の世界~

学校で塾で、読解力を身に付けるには本を読め、と言われる。ではいったい、どの本を読めばいいのか?日本が、世界が誇る珠玉の児童書の数々をご紹介。

今日の一冊「たすひくねこ」

今日、ご紹介するのは絵本です。

 

>力をこめた紹介記事☆超絶☆名作

>今日の一冊 軽くご紹介

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

今日の一冊

 

たすひくねこ 大型本
 にわ (著), 大迫ちあき (監修)

数字や量(大きさ・重さ・長さなど)に結び付く言葉を、私は『さんすう言葉』と呼んでいます。『何匹になるかな』『?どっちが大きいかな』?など、“さんすう言葉"を補いながら読み聞かせてあげるといいでしょう。10の補数や数の合成・分解(足し算・引き算)だけでなく、数学的な視点や考え⽅を身に付けるのに役⽴ちます。

 

 

まだ復活してから日がたっていないので、軽~く絵本をご紹介です。

 

幼保の年少さんにピッタリで、ある意味、お母さんがたにもとてもウケがいいと思われます。

 

柔らかいタッチのやさしい絵柄の絵本です。

 

10ぴきのねこたちが、宝を求めてどんどん進みます。
しかし、次々にトラブルに襲われます。

 

えっらい美味しそうな、お菓子の森でひっかかり、食べすぎて動けなくなりました。

「むねんー もう たべられない」

一匹脱落。

 

7-1=6

 

という調子で、どんどん少なくなっていきます。

 

ねこたち、一匹ずついなくなっていき、まさに体を張って引き算を教えてくれるわけですが、いなくなる理由も、ありじごくだとか、食べられたりだとか、割とシュールです。

 

妹子「平和に暮らそうよ。ご主人様に一生えさもらっとけ」
わたし「いやいやいや」

妹子「だって怖いんだよ!あの食べられたの、食虫植物って言うんだよ。甘い匂いで虫を誘い込んで、中に入ると出られなくなって、疲れて虫が落っこちたらどろどろの消化液で溶かして食べてしまうんだよ!」

わたし「ふーんきっと食猫植物だったんだね」
妹子「ざんこく!!」

 

こういう、シュールさが子どもは大好きなので、どんどん取り入れていただきたいです。

引き算、引き算でねこたちはどんどん少なくなっていきます。
しかし、みんなそろって冒険に飛び込むところなど、おしりにみんなバツマークがついています!
可愛い。

 

「あーれー ふがいなし」

 

ん?
どこかで聞いたようなセリフだな…。

 

「アイルビー バッ」 ぶくぶくぶく…

 

池に沈みました。

 

思わず、奥付を見てしまいました。
2021年5月発売ですね(笑)
とても最近ですね。

 

お子さんもわかる子にはわかることでしょう(笑)

 

子どもたち、可愛いねこたちに、引き算、足し算を教えてもらって欲しいものです。

 

 

この「たすひくねこ」は妹子が手に取った本ですが、私はその横にあった、
「もじゃもじゃのペーター」を手に取りました。

 

無念ながら、時間とおさいふの都合で買うことはできませんでしたが、わたしのカンが言っています。

 

あれは、いいものだ!

 

 

 

 

 

もじゃもじゃペーター[新版] 大型本
 ハインリッヒ・ホフマン (著), 佐々木田 鶴子 (翻訳)

「りょうての つめは 1ねんも きらせないから のびほうだい。かみにも くしを いれさせない うへえ! とだれもが さけんでる……」1844年のクリスマスの1週間ほどまえ、若い開業医ホフマン博士は、3歳半の息子に適当な絵本と本屋で見つけることができなかったので、かわりに1冊のノートを買ってきて、自分で絵を描き、詩をそえて絵本をつくりました。それがもとで生まれたのが、この歴史にのこる傑作絵本『もじゃもじゃペーター』です。この度、新装版として生まれ変わりました。

 

 

 

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