閑話です。
ここからは、「少女ポリアンナ」読了後の蛇足になります。
大人が読む児童書「少女ポリアンナ」1 忘れていた何かを思い出す
「ポリアンナ」を読んでいて、何となく思い出してきました。
そう、あの昔の名作アニメ(漫画)のことを…。
そばかすっなんて、きにっしないわ~♪
「キャンディ・キャンディ」。
昭和50年、1975年から連載がはじまっています。
しかし、これを機会に調べてみると、ん?絶版になっている?
あれほど絶大な人気だったのにどういうことなのだろう。
調べてみると……。
電車の購入方法と同じぐらい、いやそれ以上に見るんじゃなかったという気持ちになりました。
原作者と漫画家との間で、泥沼の法廷闘争があったのですね。
あんなにも夢と希望に満ち溢れた超大作なのに、闇深いなあ。
名作漫画なのに、何てもったいない!
◇
友達が、アンソニーかテリィかで、暴動が起きそうなぐらい喧嘩していたなあ。
スザナは女子全員の激しい恨みだけで、もう一度照明が上から落ちてきそう勢いでした。
小学校低学年のときの話です。
え?私ですか?
私は…
ニールとイライザが好きでした。
当時から変わった奴だったんです。
この頃はまだ著作権に対する意識や理解も浸透していなかったのじゃないかなあと思うと同時に、何事にも、人には裏表がある…と思います。
これもまたこの世の事実であり、肝に銘じておかねばならないことなんだと思います。
しかし、この法廷闘争の記事の中に、興味深い記述もありました。
◇
キャンディキャンディ、読んでいていつも思っていたのは、名作(赤毛のアン、あしながおじさん、ポリアンナ)をうまく取り入れているな~、と、常々思っていました。
すると、(泥沼訴訟の記録の中に)講談社のかたが「すべての名作のエッセンスを入れよう」という話し合いがあったと書かれている箇所があったのです。
だよねー!
という気持ちでいっぱいになりました。(*^^)v
(不謹慎極まりない顔文字)
キャンディ・キャンディの著作権に関する講談社の見解 - CANDY CANDY BOOTLEGS!!
そして、wikiの記述でしたが、「他の国々ではウケたけどアメリカではウケなかった。それも、あしながおじさんなどの設定と似ているから」とあり、
これもまた、
だよねー!
と思いました。
あしながおじさん(支援者)+ポリアンナ(明るいキャラ)+赤毛のアン(孤児とか養女とか)
という感じです。
しかし、そのようなエッセンスを入れつつも、戦争の悲劇や女性の自立などを盛り込んだ一大超大作になっているあたりは実に見事だと思うので、「キャンディ・キャンディ」本体の漫画もとてももったいないと思います。
日本の漫画文化が、どれほど海外の名作児童文学に影響を受けて来たか。
と同時に、啓発された日本の児童文学が、負けるとも劣らないほどのすばらしい芸術的な名作を生み出してきたことか。
その児童文学たち、特に、しっかりとした物語の本が、失われそうになりつつあることは、憂慮すべき事態だと考えておりますっ!
◇
だって、子どもたちは確かに、今でも
おもしろい!
といって、食い付いて読んでくれるのですから。
◇
せっかくこんなに感動したり泣いたり笑ったりしたポリアンナなのに、どす黒い版権が絡む出版の闇を見てしまったなあ~。
と、暗くなったところで
妹子「30分……30分か、すごいな」
ポリアンナがおばさんの前で、朝起きて9時から30分、音読をするというスケジュールの所です。
わたし「そこ読んだ。ありえないわって思った」
そのこと考えていたのか。
わたし「やってみる?ストップウォッチで測ってみようか」
妹子「うーん」
わたし「教科書にする?本にする?」
妹子「本にするわ。飛ぶ教室」
ゲッまじか。
しかも最初のページから読み始めました。
途中まで読んでるそこからにすればいいのに…。(続き読めよ…)
携帯のストップウォッチ機能で測ります。
◇
わたし「無理しないでね」
妹子「これ以上無理ってとこまで試してみる」
ということで始まりました。
これがまたすごく面白いです。(聞いてる方は)
私ご飯作らないといけないんだけどな~!
でも離れられないよ!
めちゃくちゃ面白いです。やはり高橋健二さん役は名訳です。
声に出さなくても面白いのに、出すとなおさら面白い、ユーモラス!
次にどうなるのか気になってしょうがない。
つたない、妹子の音読でも全然聞けます。
妹子も妹子で、多分これが教科書だったらとっくに投げ出していたかもしれないのですが、自分が選んでいるその内容が面白いので次々に読み進めます。
なんと、妹子、25分も続けて読むことができました。
これはすごい!
妹子もぐったりです。
「もう無理。半端ない。ポリアンナ半端ない。おばさんむちゃくちゃ」
そして、今日はものすごく勉強やったのだからもう何もしなくていいと主張して、お風呂に入って寝てしまいました。
待ってぇ~!!
これはお試しであって勉強じゃないの。
お遊びなのー!!
まだ宿題があるでしょおおお!
二度とやれそうな気がしません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
愛する両親を亡くしてしまった11歳のパレアナは、気むずかしいおばさんに引き取られることに。冷たくされて寂しい思いをするが、パレアナの明るさと素直さはやがて回りの人々の冷たい心を溶かして……?
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
孤児ジェルーシャに、突然ふってわいたような幸福が訪れた。「あしながおじさん」が大学へ通わせてくれることになったのだ。彼女は、義務の報告の手紙を毎月送った。あしながおじさんとは?
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
新訳 赤毛のアン (集英社みらい文庫) (日本語) ペーパーバック - 2011/3/1 ルーシー・モード・モンゴメリ (著), 羽海野 チカ (著), 木村 由利子 (翻訳), おの ともえ (イラスト)
あの名作を美しいカバーイラストと名訳で。孤児院出身のアンが、マシューとマリラに引き取られてからクィーン学院を卒業するまでの少女時代を描いたモンゴメリの傑作。羽海野チカさんの描き下ろしカバーイラストと木村由利子さんの新訳で。
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『少女ポリアンナ』から6年後.成長したポリアンナは,ポリーおばさんといっしに滞在先のドイツから帰国した.幼友だちのジミーは見違えるような青年になっており,恋が芽生える.みずみずしい青春編.
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