大人が読む児童書?「学研まんが人物日本史 源義経」 1 なんでそんなに来年の大河を楽しみにしているのか。
今日、ご紹介するのは児童書です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
源義経は、兄・頼朝を助け、平氏を壇ノ浦の戦いでほろぼした。しかし、のちに兄との対立が深まり、奥州藤原氏にかくまわれたが、藤原泰衡に攻められて自殺した。まんがで楽しく学べる一冊。
そろそろ、次の大河ドラマにソワソワしてきました。
完全に竹宮恵子の「吾妻鏡」の影響です。
そんなにすごく詳しいというわけではないんですが、鎌倉時代、好きなんです。
◇
妹子「私この人が好き!」
日本人物まんがの中で、「源義経」を持ってきました。
へえ~妹子は九郎判官が好きなのか。知らなかった。
わたし「やっぱり静御前かね?」
妹子「静御前大好き!かわいい!頼朝嫌い!ひどい!」
なんて…なんてテンプレなんだ~~!!
いいことです。まずはテンプレから入るのがいちばんです。
この前、「吾妻鏡」を紹介したので、今度は歴史テンプレの頂点みたいな学研まんがの「源義経」です。
読んだら頼朝が大嫌いになること間違いないです。
(わたしは頼朝がそれほど嫌いじゃないので、複雑です……)
◇
全く意味がわからない。
道長と家康だったら、まだ天下統一したとか、政治的に勝ったとか、そういう意味でわかるのだけど、そこにいきなり義経が入ってくる意味がわからない。頼朝の間違いでは?
(でも、道長と頼朝と家康が好きって、あまりにもガチガチすぎてそれはそれで怖い)
◇
この昔ながらの学研まんがの日本人物史、自分が好きだったので、あとになって無理矢理買い揃えました。オークションです。
この卑弥呼のバージョンが強烈で、深く心に刻み込まれました。
ほぼ全巻揃えたのですが、伊達政宗だけがどうしても手に入りませんでした。
仕方ないかなあと思っていたのですがkindleで発売されているのを発見しました!
今はどれもkindleで読むことができるのが本当に嬉しいです。
これ!この紫式部バージョンが大好きでした。
妹子「義経へのいいところはねえ」
わたし「イケメン」
妹子「違う!そこじゃない!!(怒)」
◇
さて義経です。
読んでみると、面白い!
お話としてよくできています。
最初は鞍馬寺で暮らす牛若丸から始まります。
白い水干の袖をなびかせて、山を飛び回る稚児姿の牛若丸。
テンプレ中のテンプレ。
夜になると、こっそり部屋を抜け出して天狗に会いに行きそこで自分の歴史を教えてもらっています。
ここで源平の因縁を語り聞かされ、源氏再興の夢を描くとともに、鞍馬八流の兵法を教えられます。
この時ぴょんぴょん飛んでたことが後で生きてくるわけだな。
妹子「私、平清盛も好き」
わたし「へーそうなの。(もう何が何だかわからないな)」
妹子「子どもたちの命を助けたんだよね」
わたし「そうだね……(それが後で裏目に出ることになったわけだがな!)」
妹子は当時ネットがあったらぜったいザワザワしていたであろう、あのゴシップを知らないのだろうか。
清盛と常盤御前の……。
まあ噂に過ぎないんだろうけど、と思いながら読んでるとさらっと
まめちしき 常盤はとても美しい人でした。そのため、平清盛は、その美しさに心をうばわれたそうです。
まあ物は言い様だな。
妹子「義経のお母さんも綺麗な人だったんでしょ」
結構、細部まで目を通している!
◇
さて、ここで出家の話が出て、名前も
出たよ超有名なこの名前。
かっこよすぎるんだよね、義経。
九郎義経とか判官とか、牛若丸も遮那王もなんか小憎らしいほどかっこいい。
頼朝なんて、鬼武者、三郎、鎌倉殿だから、悪役の素質満点です。
鞍馬寺を抜け出して、奥州藤原氏を頼るまでの苦労しながらの道のりが、丁寧に描かれています。
いきなり今日の欄干の上でぴょんぴょんしたり、弁慶が出たりして居ないところに好感を持ちました。
家来も何人もできました。
伊勢
場面は変わって、出たー!
弁慶が出てきました。
五条大橋で、女物の
(夢を壊すようですが、五条大橋はこの鎌倉時代にはまだできていなかったそうです)
もちろんテンプレの極致のような武蔵坊弁慶なのですが、比叡山の僧で、いかにもといった「薙刀を振り回し高下駄を履いている」姿が鎌倉時代から続いていたとすれば相当に長い歴史です。
この武力は相当の脅威になるでしょうし、ここを見事に押さえきって支配した明智光秀ってすご~い♡♡♡
突然、我を失ってしまいました。
自分の趣味に走って申し訳ありません。
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まんがで読む 平家物語 (学研まんが日本の古典)
山野井 健五 (監修), 学研教育出版 (編集), 名古屋 裕 伊部 太朗 薙澤 なお
古典の名作「平家物語」をまんが化。話の流れがつかめるまんがと、まんがを補足説明したコラムで、楽しみながら内容や時代背景を知ることができる。初めて「平家物語」を読む人でもすらすらと読め、古典入門に最適。
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戦の天才にして、悲運の武将・源義経! 源平合戦の英雄の、短くも激しい生涯を、現代的絵柄でコミック化! 監修の加来耕三先生による解説も必読!!
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東国に散った悲劇の武将、源義経。歴史的には不明な義経の少年時代のことや、人柄などを悲劇の主人公としてふさわしいように描き伝えた物語「義経記」を、まんがにした「古典文学館」の1冊。
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歴史上の人物にスポットを当てた名作学習まんがの作品を厳選し電子化。幼名・牛若と呼ばれた源義経は、住まいを転々としながら兄・頼朝の呼びかけにより源氏再興のため立ち上がる。その後の大活躍により、父の仇・平氏を滅亡させる英雄となった。しかし、それが裏目に出て兄と対立、ついには最大の味方だった平泉の藤原氏にまで裏切られ、最期を迎えた。日本の歴史上、最高のヒーローでありながら、京都と鎌倉という歴史のかけ引きの中で、最大の悲劇の主人公となった義経の生涯を描く。
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2022年の大河ドラマ主人公として注目される北条義時。平安時代の末期に生まれ、姉の政子が源頼朝と結婚したことから運命が動き出します。頼朝に仕えて平氏をたおし、鎌倉幕府でも活躍。さらに頼朝の死後、朝廷との争いである承久の乱に勝利します。明治時代直前まで続く「武士の世」を確立させた北条義時の生涯を、まんがでわかりやすく紹介します。
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豊臣秀吉は、織田信長に仕え出世をしたが、信長の死後、明智光秀・柴田勝家をやぶって信長の後継者となり、天下を統一した。後に関白となり、検地や刀狩を行なった。まんがで楽しく学べる一冊。
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御家人の粛清、公文所、問注所の設置、後白河法皇との熾烈な暗闘。鎌倉幕府開設への準備を着々と進める頼朝にとって、最後の障碍は、平氏追討に大功を立てた義経の存在だった―。御家人たちの動静をきめこまかに追いながら、九郎判官義経の悲劇的な最期を描く。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
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清盛の太政大臣昇進から壇の浦の決戦にいたる平家一門の栄枯盛衰を、無常観を主題に描いた軍記物語の最高傑作―。水滸伝、三国志などの中国戦記ものを長く手がけてきた巨匠・横山光輝が、中世日本の幕開けを告げる内乱の時代を活写する。平成九年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞。
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