今日の一冊「ラチとらいおん」
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
「せかいじゅうで いちばん よわむし」の男の子、ラチ。犬がこわいし、暗い部屋がこわい。友だちさえも、こわい。そんな彼のもとに、ある日小さくて赤い「らいおん」が現れた。「らいおん」に鍛えられて、どんどん強くなっていくラチ。
読みきかせに行ったとき、ある子どもさんが走って来て訴えました。
「らいおん!ライオンの話が見つからない!」
ぱっとライオンと聞いて思いつくのは『王さまのめがね』ですが…?
でも、あれは割と長いお話だし、読んでいないはずなので違うか。
やなせたかしさんの名作です。
大型本があるのでよく読み聞かせに使います。
「大型じゃない。小さいの。あれがないとダメなの!今、あれがいるの~~!」
「分厚いやつかな?」
「薄いやつ。男の子が出てきて、らいおんの話!最後いなくなるの」
「あー、もしかして『ラチとらいおん』かな?」
「そうそれー!!!」
その子は、だーっと走っていきました。
マレーク・ベロニカのラチとらいおん。
読みきかせの定番です。
読み聞かせするほうもみんな大好き、ラチとらいおんです。
「いまどうしても必要なの!」
その気持ち、よくわかります。
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