がちキャン△2~ランサム「ツバメの谷」 再読2
大人が読む児童書。
「再読★児童書編」です。
この記事はネタバレもしていくことになりますので、未読の方はご注意ください。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
『ツバメ号とアマゾン号』の冒険から一年、ウォーカー家の4人きょうだいは、ふたたび湖で帆船を走らせますが、ツバメ号が突風にあおられ、暗礁にぶつかって沈んでしまいます。船を失った探険家たちは、新たにみつけた「ツバメの谷」でキャンプをすることに。アマゾン海賊姉妹とともに、夏休みの冒険に乗り出します。
がちキャン△~究極のアウトドア体験!「ツバメ号とアマゾン号」 再読1
スーザンが火おこしをはじめました。
がちキャン△2のはじまりだー!
スーザンが火おこしをはじめました。
実はうちも、ヒロシのソロキャンプの「焚き火台」を購入して火おこしをやりはじめたのですが…。
本当に難しいです。
着火剤がなくて、しかもこちらはかちかちやれば一応火が出るチャッカマンがありますが、この子たちはマッチのみ。
自分は大人になるまでキャンプなんて一度もしたことがないまま来ましたが(親はアウトドアが好きではなかったので)、子どもの頃からこのスーザンの火おこしシーンはずーっと憧れでした。
スーザン航海士くらい火をもやすのが上手な人間はなかった。たちまちのうちに、一にぎりの枯れ葉に火をつけたかと思うと、枯れ葉の上にインディアンの小屋のようにたてかけた枯れアシや小校に、その火がもえうつった。小さなインディアン小屋のまわりには、もっとふとい枝でひとまわり大きな小屋ができていたが、それにもすぐに火がもえうつった。木のもえる小気味よい音がして、かわいたたき木から、一筋のすんだ青い煙が、みどりの木の間をぬってのぼっていった。ヤマネコ島も、また人がすむようになったのだ。
ここでは、枝や葉の積み方を、「インディアンの小屋」に例えています。
これは、最近わりと売られている「ティピー」のことだと思うのです。
これがわかりやすいと思いますが、テントの上部が「木を組み合わせる形」になってます。
キャンプの火起こしの時の薪や小枝の組み方は、たくさんのスタイルが出て紹介されていますが、私はスーザンのやり方を踏襲させていただきます!
◇
火おこしの次はテントを張ります。
この順番にわたくしは注目しました。
火おこしはともかく、やかんの水が沸騰するのに、これは相当に時間がかかります!
最近やってみたのでわかりました。
薪に火がつき、炭にも着火するまで、相当ずっと燃やしてなければなりません。
なので、先に火を起こすというのは大変、効率がよいやり方だと思います。
今回はちゃんと、テントのペグを打ち込んでいます。
テントの下からは石を取り除き、ペグを打つ際には穴を掘り、焚き火を真ん中にしてどのテントからも見えるように円形に配置します。
だれもが火の始末、または火が耐えないようにの工夫でしょうか。
倉庫用テントが別にあり、荷物はそちらに保管しています。
あっ、何か面白いことが書いてある...。
スーザンは、ジョンが船長とはいいながら男の子なので、たよりにならないときもあることを知っていた。そして、航海士として三人きょうだいをあずかっている気もちだった。
※作者は男性です。
それに、ここから続く、ティティのこういう所の描写が大好きです。
ティティは港のつめたい水にちょっと手を入れてみたが、それは、ただ、じぶんがほんとうに島にいるのだということからだで感じとるためだった。
◇
お母さんが来て、食料品の補充があり、お茶でもてなして、第一夜を迎えます。お母さんが言いました。
「年とった木のように寝て、若こまのようにおきなさいよ」
妹子「若こまってなに?」
わたし「まだ年の若い馬のことだよ…一応検索してみよう?」
[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションの解説
栃木の日本酒。地元には古くから初午の日に飾り馬が村内をめぐる風習があり、酒名は、その馬が店に飛び込んできたことに由来。大吟醸酒は40%まで磨いた山田錦を小仕込みで醸す。ほかに本醸造酒、普通酒などがある。原料米は五百万石、山田錦など。仕込み水は日光山系の伏流水。蔵元の「若駒酒造」は万延元年(1860)創業。所在地は小山市大字小薬。
これはちがうわ。
インターネットは便利ですが、たまに検索してもずばりの答えは出てこず、情報を取捨選択しなければならないので面倒です。
◇
さて結局、今回はブラケット姉妹とはあまりがっつり遊ぶことは出来ません。
ずっと家に拘束されているようです。
ざっくりと言ってしまうと、恐ろしい大おばさんにとっつかまって、良家の子女らしくおとなしく、お行儀よくしていることを強制されているのです。
子どもたちは、「馬蹄湾」に流れ込む渓流を探検するつもりでした。
四人の探検家たちは、前の晩とてもつかれていたのに、朝は、はやく目をさました。東岸の丘陵をおおう森林の上に朝日が顔を出し、木の間を通してヤマネコ島に光をなげかけると、まっ白な四つのテントにも、あかるい光がまだらにあたった。それがとてもあかるくて、みんな、目をつぶっていられなくなった。そして、目をあけると、テントの上でおどっている、まぶしい日の光を見るより、外のみどりを見るほうが、楽だった。
テントを通して見える陽の光の表現がすばらしいです。
ヤマネコ島から渓流の河口に移動、ここでまたかまどをつくります。
石を重ねてやっている模様です。
私が使ったような、組み立て式焚き火台のようなのは邪道です。
薪も現地調達です。
これを全部子どもたちだけで、やります!
(続きます)
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
Swallows & Amazons - The Complete Collection: 12 Novels including Swallowdale, Peter Duck, Winter Holiday, Coot Club, Pigeon Post, Secret Water, The Big ... Lee, Great Northern? (English Edition) Kindle版 Arthur Ransome (著)
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