今日の一冊「フランクリンとルナ、本のなかへ」
今日、ご紹介するのは絵本です。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
今日の一冊
フランクリンとルナは本がだいすき。ふたりは町のはずれのふるい本やさんにいきました。そこでとんでもないハプニングにまきこまれてしまいます!「なかまをたすけなきゃ!!」ぼうけん物語クライマックスへ!(「BOOK」データベースより)
海外の本が好きで、よく手に取ります。
やはり、海外のもので翻訳してまで日本で売られているものというのは、それだけでかなりの激戦をかいくぐってきた、名作ぞろいなのでどれをとっても面白いです。
こちらの方を先に読んだのですが、どうやらもう一つこれよりも前作があるみたいです。
絵がとても素晴らしかったのと、やっぱりちょっとこの題名を拾い上げたのは「はてしない物語」の影響があったと思います。
ドラゴンのフランクリンと友達のルナは本が大好き!
ルナちゃん、大自然の中でボートに乗って、岸部のドラゴンとお互いに本を読みあいっこしてます。
なんてのどかなんだろう。
川ではなく池のようですが。
どうやらこのドラゴンとルナちゃんがお友達になったいきさつが前作の内容のようです。
女の人が一人で経営している町から離れた本屋さん。
絵が本当に素晴らしいです。
私はInstagramで、海外の本屋さんの写真を見るのがとても好きなのですが(雰囲気で)、そういうお洒落さをいっぱいに漂わせたとても素敵な本屋さんの絵です。
これは所々、蜘蛛の巣が張っているところもあるな?と思ったらこれはお手伝いの蜘蛛たちだったようです。
ちゃんと意味がありました。
◇
薄暗い本屋の中には、大きな振り子時計の隣に、くさりの鍵のかかった埃だらけの本!
これは萌える。
これはときめく。
本好きにはたまらないです。
この中に飛び込んで吸い込まれていく見開きの絵がとても幻想的で素敵です。
素敵素敵と言っていても、中身を見てもらわないと結局わからないのですが…(笑)
ルーン文字のようなものが飛び交っています。
ここで会うのはまずは、ホテルを建てる計画を立てている3びきのブタ。
ん…?ホテル?
次は3びきのクマ、糸車を抱えた魔女。袋に入れたエンドウ豆をもち、大あくびをするお姫様。
むっ、これは…!
昔話の登場人物をちょっとひねっているのですが、注目したのはこのえんどう豆の上のお姫様。
アンデルセンの原作では、すごく上品で、
何重にも重ねたクッションの下のえんどうまめ一つで
「とても痛くて眠れませんでしたわ~」
「体に青あざができてしまいましたわ~」
という感じだったのですけど…。
(訳しかたにもよるのでしょうけど…)
ぜんぜん上品でたおやかではなく、チビの小娘で大口あけて大あくび、はっきり言ってお行儀が悪いです。
大事な牛を魔法の豆と交換したという男の子。
これも、異常にイケメンだしすらりとして大きい、男の子というより青年です。
ガラスの靴を売る店…。
店と来たか…。
(ジャックと豆の木のジャックだけ、得してないか!?作者のひいき?)
しかしそのうちに、ピンチが訪れ、本が閉じるまでの間に外に出なければ閉じ込められてしまうとのこと。
最後はドラゴンのお誕生日のお茶会で終わるのですが、まあこう言う食べ物やプレゼントが並んだ絵、大好きです。
本の中に出て来る人物たちを、一つ一つ、このお話はあれだね、と追っていくのも楽しいです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ドラゴンのフランクリンは本がだいすき。アーサー王のおはなしやおかしのつくりかた、おんがくの本やうちゅうのものがたり。よんでいるうちにしあわせなきもちになります。まちの人たちにもよんでもらいたい!とおもっているのですがみんなはこわがってにげてしまいます。ところがある日…。(「BOOK」データベースより)
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